熊田曜子暴行の夫に有罪判決 夫は熊田の不倫主張も所属事務所は「捏造されたもの」

[ 2021年12月24日 05:30 ]

熊田曜子
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 妻でタレントの熊田曜子(39)の顔を平手で殴ったとして暴行罪に問われた会社経営者の夫(38)の判決公判が23日、東京地裁で開かれた。深野英一裁判長は求刑通り罰金20万円の有罪判決を言い渡した。

 裁判長は証人の熊田や警察官の証言が具体的かつ不自然な様子がなく信用できるとした一方で、夫の証言は信用できないとし「一方的で粗暴な犯行」と断じた。

 起訴状などによると、夫は5月18日未明、都内の自宅マンションで熊田の顔面を平手で殴った罪に問われていた。熊田は第2回公判に証人出廷。殴られた時の様子を「脳が揺れるくらいの痛みを感じた」と生々しく語った。検察側は熊田が事件時に録音した音声データを証拠として提出。「パチン」という衝撃音の後に、熊田が「痛い」と泣き叫ぶ音が入っていた。

 一方、夫は一貫して無罪を主張。「パチン」という音については自身の足と床が触れた時の音と説明。判決理由を聞く際には首をかしげるようなしぐさを見せており、控訴する可能性もある。

 今後、世間が注目する泥沼の夫婦バトルは第2ラウンドに突入する。弁護士間で離婚協議が進められているほか、夫が熊田に不貞行為があったと主張。精神的被害を受けたことに加え、名誉毀損(きそん)、プライバシー侵害などがあったと訴え、熊田らに計880万円の支払いを求める民事訴訟を起こし、先月22日には第1回口頭弁論が開かれている。

 暴行事件に至った契機も、夫が2月に熊田の不倫を疑い始めたことからだった。4月から夫婦間で話し合いを持ったが、事件当日も口論となっていた。先月16日の被告人質問でも、夫は暴行の有無とは直接関わりのない熊田の不貞行為に関する主張を繰り返していた。

 夫側は不貞行為を裏付ける証拠として、熊田が所持していたとされる女性器を吸引する性玩具「ウーマナイザー」に付着した成分が、熊田と不倫相手とされる男性のDNA型と一致したことを週刊誌などで主張していた。

 これに対して熊田は不倫疑惑を全面否定。所属事務所はこの日、「DNA鑑定書は捏造(ねつぞう)されたもの。刑事事件でも証拠として却下されており、民事訴訟においては提出すらされていない」とコメント。SNSなどでの誹謗(ひぼう)中傷についても法的措置を検討しているとした。

 一連の裁判の判決は、離婚協議における3人の子供の親権の行方にも影響する可能性がある。民事訴訟は来年1月に第2回口頭弁論を予定している。

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2021年12月24日のニュース