ジャンポケ斉藤 ウマ娘でも大人気!「ファンに愛された」芦毛の名馬ゴールドシップの名レースを語る

[ 2021年12月22日 20:52 ]

ジャングルポケットの斉藤慎二
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 お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(39)が22日、自身の公式YouTube「ジャンポケ斉藤、ジャングルポケット産駒を買う」を更新。名馬ゴールドシップについて語る「【ゴールドシップ】ウマ娘名馬列伝!有馬記念も近いしゴルシの見てほしいレース3選を語ろう!」という動画を投稿した。

 ゴールドシップは12年の有馬記念を3歳で制するなどG1を6勝した芦毛の名馬。アニメやスマホゲームで今年大流行した「ウマ娘 プリティーダービー」にも出てくるため競馬ファン以外からも今年は注目された。今年の「ネット流行語100」では年間大賞の「ウマ娘 プリティーダービー」とともに2位に「ゴールドシップ(ウマ娘)」としてランクインした。

 動画では斉藤が選ぶ3大ゴールドシップの名レースを選んで発表した。最初に選んだのはゴールドシップの初G1制覇となった12年の皐月賞。このレースは4角コーナーで内に進路を選んで突き抜けて勝利した。「この馬が気性が激しいという部分はまだ見せていなかったんですよね」と話し始め、「内の馬場があまりにも荒れていてこんなにも外を通るのかってぐらい最後の4コーナーで各馬外にいったんですよ。その内が空いた瞬間に潜り込んでいたゴールドシップが芸術的に見えちゃって」と当時を振り返って歴代の皐月賞の中で大きく印象に残るレースと話した。内の空いたスペースを選んだ鞍上だった内田博幸の采配も称えた上で「人馬一体になって結果を残したレース。ゴールドシップが内田博幸騎手の期待にしっかり応えてくれたお利口さんのゴールドシップが見れたんじゃないかな」と選んだ理由を語った。

 2つ目に選んだのは15年の宝塚記念。13年、14年と宝塚記念を連覇していたゴールドシップは史上初のJRA同一平地G1競走3連覇がかかり、単勝1・9倍とファンの期待も多く集まった。しかしレースはスタート直後にゴールドシップは約10馬身の出遅れで巻き返しもできず15着に終わった。「G1で注目されていたゴールドシップの走りがここまできちゃったかという。ゴールドシップの悪いところが全面に出てしまったレースだった」と選んで理由を話し、今でもこのレースを何回も見ているようだ。

 最後に選んだのは15年の天皇賞・春だった。このレースは鞍上の横山典弘が1周目のスタンド前でゴールドシップを外に出して大観衆の歓声を聞かせて気合いを入れて、向こう正面からムチも入れてまくり気味に上がっていき、3コーナーで4番手につけてそのまま最後の直線でも再び伸びて勝ち切った。「これは凄い!」と叫び、さらに「横山典弘騎手が難しいゴールドシップをコントロールしたというのは…しかも勝ち切っちゃうというのがこの馬の凄さ。長丁場の3200mを走ってあのレースをする横山典弘騎手もあっぱれだけどゴールドシップもあっぱれ」と称賛した。

 ゴールドシップは28戦中10レースが単勝1倍台のオッズでその部分からもファンに愛されていたことが分かるという。「走るか走らないかわからないのにみんながこの馬に注ぎ込むというのは“どっちに転んでもしょうがねぇ”という本当の勝負なんですよね。そこが競馬ファンの熱いところ。出遅れもあって気性難もある。ちゃんと走らない時もある馬をみんなで応援して、馬券を買うっていうのはホントに愛されていた馬なんだなと理解できますよね」と話し、そこが競馬の魅力でもあると語った。

 現在ゴールドシップは現在種牡馬で活躍。今年のオークスを制したユーバーレーベンはゴールドシップ産駒でJRA・G1初勝利となった。今週末の有馬記念にはゴールドシップ産駒のウインキートスが出走予定である。

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