【M―1得点詳細】錦鯉が号泣王者 最多の5票で圧倒 松本人志「こんなに悩んだことなかった」

[ 2021年12月19日 22:08 ]

涙、涙…M-1グランプリで優勝した錦鯉(C)M-1グランプリ事務局
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 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2021」が(優勝賞金1000万円)決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、お笑いコンビ「錦鯉」が過去最多6017組の頂点に立ち、第17代王者に輝いた。

 決勝進出者は、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組に敗者復活戦を勝ち抜いたハライチを加えた10組が参加。ファイナルステージにオズワルド、錦鯉、インディアンスの3組が進み、錦鯉が制した。

 ファイナルステージは「インディアンス」1票(上沼)、「錦鯉」5票(富澤、塙、志らく、礼二、松本)、「オズワルド」1票(巨人)という結果だった。

 優勝が決まると、ボケの長谷川雅紀(50)は号泣。「諦めないでやってきてよかった。僕はラストイヤーが56歳だった。その前に今年決めれてよかった」と言葉を振り絞った。ツッコミの渡辺隆(43)は「本当に雅紀さんとコンビ組めて良かったです」とトロフィーを掲げて感謝した。

 審査を終えた松本は「今までで決勝こんなに悩んだことなかった」と悩んだ。「本当に僅差でしたけど、最後の最後は一番バカに入れよって思った」と決め手を明かした。上沼も「一番難しかった」。自身はインディアンスに票を入れており「1本目、2本目の総合でいかせてもらいました」とコメントした。

 得点詳細は以下の通り。

 【ファーストラウンド】(出番順)

モグライダー=637点(巨人91、富澤93、塙92、志らく89、礼二90、松本89、上沼93)

ランジャタイ=628点(巨人87、富澤91、塙90、志らく96、礼二89、松本87、上沼88)

ゆにばーす=638点(巨人89、富澤92、塙91、志らく91、礼二93、松本88、上沼94)

ハライチ=636点(巨人88、富澤90、塙89、志らく90、礼二89、松本92、上沼98)

真空ジェシカ=638点(巨人90、富澤89、塙92、志らく94、礼二94、松本90、上沼89)

オズワルド=665点(巨人94、富澤95、塙95、志らく96、礼二96、松本96、上沼93)

ロングコートダディ=649点(巨人89、富澤90、塙93、志らく95、礼二95、松本91、上沼96)

錦鯉=655点(巨人92、富澤94、塙94、志らく90、礼二96、松本94、上沼95)

インディアンス=655点(巨人92、富澤91、塙93、志らく94、礼二94、松本93、上沼98)

もも=645点(巨人91、富澤90、塙91、志らく96、礼二95、松本92、上沼90)

【ファイナルラウンド】(出番順)

インディアンス 1票(上沼)
錦鯉 5票(富澤、塙、志らく、礼二、松本)
オズワルド 1票(巨人)

 錦鯉は2012年に結成。ボケの長谷川は、そり頭に白のセットアップ衣装。50歳という年齢を感じさせない?底抜けにおバカなボケに、スーツ姿の渡辺が頭をはたくなどして冷静にツッコミを入れる漫才。ネタは2人が話し合って決めている。昨年のM-1で初の決勝大会に進出し、最終決戦へあと1歩の4位に入ったことで大ブレーク。今年はテレビのバラエティー番組に引っ張りだこの1年を過ごした。また、長谷川は昨年に打ち立てたM-1ファイナリストの最年長記録を更新中。同期のタカアンドトシ、アンタッチャブルらはすっかりテレビの人気者となった。超遅咲きの中年の星は、年の瀬の大舞台で輝いた。

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