前澤友作氏 飛行料金「この場では公開しない。将来的にもおそらく」 フライトスーツは「感謝と意志の塊」

[ 2021年12月16日 10:31 ]

フライトスーツ姿の前澤氏(中、AP)
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 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している衣料品大手ZOZO(ゾゾ)創業者、前澤友作氏(46)が16日までに自身のYouTubeチャンネルで動画を配信。フライトスーツに込めた思いを語った。

 フライトスーツは宇宙で過ごすための様々な機能が搭載されており、その機能性を説明。「ベルクロがついていて、太ももにipadがつけられたり。ほったらかしとくと飛んでいっちゃうから、全てのものにベルクロがついている」と太ももにipadをつける様子を紹介。

 さらに「パッチの説明をさせてください」とスーツにつけているワッペンを紹介した。

 左腕には日の丸、右腕には「ミッションパッチ」をつけており「鷲、イーグル。これは今回船長を務めてくださっているアレクサンダー・ミシュルキンさんのトレードマークです。真ん中には赤い日の丸マークを入れてもらいました。前澤の「MZ」、3人のクルーメンバーの名前とソユーズ20号というミッション名。ソユーズの絵、地球のマークも入ってますね」と説明。

 ミッションパッチの下には、今回の旅行代理店となった「space adventures」のパッチ。「それなりの多額のお金をここを通してロシアに払ってます。この場では公開しないですし、将来的にもおそらく公開はしないけれども、多額の金額を払ってでも、なんとしても宇宙に来たかった」と力説した。

 さらに洋服ブランドのパッチに込められた思いを語った。「そもそも多額のお金を稼げるに至った経緯があるわけで。ZOZO時代に最もお世話になったブランドさんの名前が入ってます」と紹介。まずは、かつて前澤氏と対バンしていた人物が始めたブランド「DEVILOCK」について「一番最初にインターネットで服を売ろうとなった時、お願いしに行ったら、二つ返事ですぐ『友作のやることだったら応援するよ』と快く依頼を引き受けてくださって、取引に至った。ずっと感謝して尊敬してるので、今回フライトスーツに入れさせてもらえないかと。それも快く引き受けてくださって、ロゴを提供していただいた」と説明した。

 また、その後、4、5年して事業を拡大していく中「声をかけてくれたがユナイテッドアローズ。ZOZOって面白そうだな、かっこいいことやってんね、出店させてよって快く出店くださった。その後のZOZOの急成長や躍進のきっかけになってくださった」とオレンジ色のロゴを紹介。自身が立ち上げた「ZOZO」も現社長がロゴ提供を快諾し、スーツにつけることになった。

 そして、右胸の上には「WORLD PEACE 世界平和」のパッチ。「世界は平和であればあるほどいい。僕は高校生くらいから戦争のニュースをテレビで見ると、なんでそんなことするんだろうってずっと思う少年時代を過ごしてきて。会社を始めて、多くの社員を扱って、多くのお客様に恵まれてっていうのをやってきて、それが平和になるための一助になればと思いが強まって、世界平和とはばかることなく言うようにしている。生涯のテーマだと思っているのでそれを一番上につけさせていただきました」と述べた。

 フライトスーツは「飛行士に与えられた特別な服っていうだけでなく、想いのこもったいろんなパッチをつけて、飛行士の皆さんも飛んでるわけです。生涯のテーマをしょわせてもらって宇宙飛行に来ているつもりです。これが全部僕の感謝と意志の塊です。重みのあるスーツ、大事に着たいと思います」と締めくくった。

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