大竹まこと「誰が儲かるのかな?」 18歳以下5万円クーポンに首ひねる「こぼれていく人が多すぎる」

[ 2021年11月10日 16:25 ]

大竹まこと
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 タレント、大竹まこと(72)が10日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。自民、公明両党が新型コロナウイルス経済対策を巡り、18歳以下に10万円相当を給付することで一致した件にコメントした。

 年内に現金5万円を先行給付し、来春までに子育て関連に使える5万円相当のクーポンを支給する。岸田文雄首相と公明党の山口那津男代表が会談し、給付について「年収960万円」の所得制限を設けることなどで合意した。これとは別に、生活に困窮している住民税非課税世帯には現金10万円を給付する。

 番組でこの話題を取り上げ、意見を求められた大竹は、給付の対象から「こぼれていく人が多すぎる」と指摘。「子どもを中心に話が進んでいると。じゃあ聞くけど子どものいない世帯、コロナで仕事がなくなりました、生活が大変です。そういう人は入っていないんだよね」と述べた。タレント、壇蜜(40)は「子どもがいないとか18歳以上でも(学校を)卒業できないとか、派遣切りにあったとかいますよね?」と続けた。

 「実際的にみんなを、困っている人を救うっていう形になっていないんじゃないかって疑問が俺にはある」と大竹。さらに5万円をクーポンで支給することには「クーポンで電気代払えないからね」とツッコミを入れ、「多分、使用の期限があって経済対策がこれに重なっていて。配って使ってくれると経済効果が上がるでしょうって意味合いがある」と持論を展開した。

 クーポンを作るためには業者に発注する必要があるとし、偽物が出回る可能性にも言及。「結構しっかり作らなきゃいけない。しっかり作るってことはかなりコストがかかるってことでしょ」としつつ、「今までの経緯を見ると、間に途中何社か入ってみたいなことになると、誰が儲かるのかな?っていう疑問が出てきちゃう」と首をひねった。

 さらに「今回のコロナで生活が困窮した人っていうのに子どもとか…。そういうのじゃなしに、コロナの中の話にちゃんととどめていかないと俺はダメなじゃないかって思っている」と話した。

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2021年11月10日のニュース