大黒摩季 子宮疾患で声が出にくくなった過去「心ない言葉をいっぱい」「何にも知らないくせにって」

[ 2021年11月5日 16:04 ]

大黒摩季
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 シンガーソングライターの大黒摩季(51)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。子宮疾患で苦しんだ過去を明かした。

 22歳でデビュー、力強い歌声でヒット曲を連発してきた大黒は来年デビュー30周年を迎える。司会の黒柳徹子(88)から「デビュー5年くらいで、声が出にくくなったんですって」と振られると、「そうなんですよ。結局病気だったんですけど。ホルモン異常を起こしていたというか。子宮腺筋症というやつだったんですけど。(子宮)内膜症とか、卵巣のう腫もあって、お腹の中、何種類もあったんですよ。病気」と説明した。

 「それで治療をするために、痛いから、強力な薬とかを使ったら、女性ホルモンを下げないと、その病気達のエネルギーが女性ホルモンだったから。それを下げなきゃとなったらキーも下がった。ライブをやんなきゃなんないという半年前にキーがガガガガガッと下がって。どうしようってなって」と告白した。

 その際に薬をやめて、さらにひどくなった場合は子どもを産めなくなると医師から言われたと言うが、「要するに初ライブだったんですよ。4万7000人くらいのお客様が決まっていて。この人たちを裏切って、用意してくれてたスタッフを裏切って私、生きてけないなと思って」と大黒。「根っこが単純なんで。未来に薬とかできるんじゃないかなと思って。ひとまず、期待に応えようと思って歌う方を選んだんですよ」と続けた。

 するとツアー中に病状が悪化、ステージ中に激痛を感じたものの、「鎮痛剤とか使うと、(頭が)ぼやっとしてくるじゃないですか。ぼやっとしてる暇のない曲ばかりだから、速くて強くて。だからしようがないと思って。ぼやっとするぐらいだったら痛みこらえる方がいいかな」と我慢。「強い声を出すじゃないですか、おなかぎゅっと引き締めると、うっ、というばっかりでしたね。地獄でしたね。あの頃」と振り返った。

 黒柳から「そういう風になると、大黒摩季はもう歌えないって人が言ったりするんですって」と振られると、大黒は「心ない言葉をいっぱい浴びましたね」と打ち明けた。ハスキーな声に関しても「もともとハスキーなのに、メディアに出てなかったから、これでしゃべると酒やけとかね」と話し、「それとか『もう終わった』とかいっぱい書かれて、しくしく泣いてましたけどね。何にも知らないくせにー!って言って。でも、言い訳しても仕方ないから」とさばさばとした表情で話した。

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2021年11月5日のニュース