有働由美子 新庄剛志氏にインタビューでダメ出し連発の過去「それがNHKっぽいんだってと言われ」

[ 2021年10月29日 17:19 ]

有働由美子アナウンサー
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 フリーアナウンサー有働由美子(52)が29日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に生出演し、プロ野球日本ハムの新監督就任が発表された新庄剛志氏(49)との思い出を語った。

 NHK時代の02年、当時ジャイアンツに所属していた新庄氏がアリゾナ州でキャンプイン。ソルトレークシティー五輪の取材を終えた有働アナは、「そのままキャンプの取材で『新庄選手にインタビュー取ってくるんで行っていいですか?アリゾナ』と言ったら、『絶対、新庄選手のインタビュー取れるんだったらいいよ』と言われて」、カメラマンとキャンプ地へ向かったという。

 ところが、当の新庄氏は、取材に乗り気ではなかったという。「新庄さん、『日本のメディアに答えなーい』みたいな感じになって。『やばいぞ、取れないぞ』となって」。それを見かねて、助け船を出してくれた人物がいたという。当時の新庄氏のチームメートで、大リーグ歴代1位の通算762本塁打を記録した名選手、バリー・ボンズ氏だった。

 「チームメートだったバリー・ボンズ選手が、『日本から女子、取材者が来たのに相手にされてなくてかわいそうっぽい』というので、いろいろよくしてくれて、(インタビューを)撮らせてくれて」。すると、新庄氏の気持ちにも変化が起きたようで、「それを見ていた新庄さんが『じゃあ僕も答えてもいいよ』みたいになって、グラウンドの上で2人で座って、話を聞いたんです」と、日米スター選手のまさかのコラボインタビューが実現したことを明かした。

 インタビューでは、新庄氏からダメ出しの連続だったという。「『よくデニムのジーンズがかっこよくはけなくなるから、筋トレをしないんだとかおっしゃってますけど、本当にそうは思ってらっしゃいませんよね?』って聞いたら、『そういう感じがNHKっぽいんだって』って言われて。『だって、ユニホームを着ている時間より、デニムをはいている時間の方が長いでしょう?』って言われて」。質問はことごとく「NHKっぽい」と返されたそうで、「最後に私が質問したのが、『新庄さんにとって、野球って何ですか?』って。『だから、それがNHKっぽいんだって』と言われて。そういうインタビューをさせていただいたことがある」と振り返った。

 苦い思い出を語りつつも、監督としての日本球界には「どういう采配をするんですかね?何をしでかすんだろうという注目が集まるので、そういう意味では球界に花が咲くんでしょうね」と期待を寄せていた。

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2021年10月29日のニュース