異色のYou Tube専門女子プロレス団体がオーディション 柔道家、ラジオDJなど9人が合格

[ 2021年9月26日 16:50 ]

女子プロレス団体「2・5次元女子プロレス(仮称)」の選手オーディションに合格した9人の女性とスペルデルフィン(後列右端)、シンデレラエクスプレス・渡辺裕薫(後列左端)ら
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 YouTube専門女子プロレス団体「2・5次元女子プロレス(仮称)」の参加選手オーディションが26日、「心斎橋・角座」(大阪市中央区)で開かれ、9人が合格。設立したプロレスラーのスペル・デルフィン(54)は「皆さん、いいキャラをしている。楽しくできそう」とご機嫌だった。

 スペルデルフィンと、お笑いコンビ「シンデレラエクスプレス」渡辺裕薫(53)が審査員を務めたオーディションには、松竹芸能のドキドキ☆純情ガールズ・ぽっぽ(31)、「ダンシング筆文字職人」として活躍中の踊る書家・Chad(27)や、15歳からグラビアで活躍し、元アイドル「スカイループ」に所属したななみにこ(31)、さらに格闘技経験者、ラジオMC、BAR店長らが東京、高知、広島から駆けつけ、スクワット200回、自己紹介を兼ねたトークにチャレンジした。

 合格した「謎のマスクマン」を名乗る女性は「親友が…」と他人事のように自己紹介。その正体は、夙川学院高3年時に柔道全国選手権大会78キロ超級で日本一になり、「DEEP JEWELS」でパインメーカー☆ウエダマオとして活躍する上田真央(39=フリー)だ。帝京大では谷亮子氏(46)の7年後輩。アテネ五輪金メダリスト・塚田真希氏(49)とも何度も対戦しており、「一度も勝てませんでしたが」と苦笑いする。大阪府警で交通課の警官を務めながら柔道を続け、アマレスにも挑戦。マスターズ大会で2度の日本一に輝いた実績十分の格闘家だ。同じく合格した総合格闘家・パンナコッタみのりとタッグを組み「ヒールをやらせてもらいます」と新境地に挑む。

 ラジオパーソナリティーのりえまるは、中学2年を筆頭に3人の子を持つママ。現在MBSラジオ「新(あらた)・りえの幸せの法則」(日曜深夜0・40)に出演している。「スタン・ハンセンの息子さんと同級生でした。皆に言いふらしてきたんで絶対に合格させて」とPR。参戦が決まった。

 10月から大阪市内で週1回トレーニング。「半年後には何人かがリアルバージョンでデビュー。1年後に正式に旗揚げしたい」とスペルデルフィンは今後の展開を披露した。

 YouTube専門女子プロレスは、観客を動員して興行する「リアル」部門と、配信に特化した「バーチャル」の2スタイルで発進。「バーチャル」では映像を編集。キックした際に、効果音を入れたり、コンタクトした部分が光るように映像を加工して配信するなど、これまでにない試みを実施する。「リアル」部門ではアイドルレスラー・花園桃花が選手兼総監督して参戦する。

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2021年9月26日のニュース