池袋暴走、被告に禁錮5年 薬丸裕英「奥さんと娘さんに報告できない」、横粂弁護士「軽すぎる」

[ 2021年9月2日 15:23 ]

薬丸裕英
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 タレント薬丸裕英(55)が2日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、東京・池袋で19年4月に乗用車の暴走事故で旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(90)がこの日、東京地裁で開かれた判決公判で禁錮5年の実刑判決を受けたことに言及した。

 起訴状によると、飯塚被告は19年4月19日昼、東京都豊島区東池袋4丁目で、横断歩道を自転車で渡っていた松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=同(3)=を乗用車ではねて死亡させたほか、男女9人に重軽傷を負わせたとしている。弁護側は経年劣化などで車の電気系統に異常が生じ、ブレーキが利かなくなり暴走したと無罪を主張していた。

 判決は番組放送中に速報で伝えられた。禁錮7年の求刑に対し、判決は禁錮5年。元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏は、「率直に言って軽すぎるなと。個人的にも7年が相当だと。法律的な上限というところ」と自身の見解を述べた。さらに「過失運転致死傷で、極めて重たい部類」、「被害者、遺族の方の否定的な感情が高まって、処罰感情がものすごい高い案件、社会的影響が高い案件ですので、これを上限ととらえずしてどうなのか」などと、判決に疑問符を付けた。

 薬丸も「この判決だと松永さんは奥様と娘さんに報告できないですよね」と、真菜さんの夫・松永拓也さんの無念を推察していた。

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2021年9月2日のニュース