今田耕司 雨上がり解散分析 実績の宮迫と仁義の蛍原「戻り方のアプローチが譲れなかったんだろう」

[ 2021年8月21日 12:41 ]

今田耕司
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 お笑いタレント今田耕司(55)が、21日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演し、「雨上がり決死隊」の解散について触れた。

 17日にABEMAで配信された「アメトーーク!」特番で、宮迫博之(51)蛍原徹(53)そろって解散を正式発表。蛍原とは以前から同じレギュラー番組で、「闇営業問題があってから逐一ずっと(状況を)聞いていた」という今田は、「(宮迫が開設した)YouTubeのあのタイミングから、何となく自分の中で納得できないことが積み重なっていったのかなと思います」と話した。

 コンビの問題で日に日にやつれていく蛍原の様子に、今田は心を痛めていたという。「しんどそうやなって、顔合わせるたびにやつれているし。本番になったら元気出して一生懸命やってんねんけど、つらそうやなというのはあった」。特番の中で蛍原は、「1年半、ずっと泣いてた」と苦悩を告白した。今田は「あの(解散発表の)番組を見て、『1年半、毎日泣いてた』は分からんかったね。あそこまで追い詰められてたと思ったら…。周りに対して、俺に対してもやけど『ほんとすみません、すみません』というのが、かわいそうなくらい」と、蛍原の想像を超える苦しい心情を慮った。

 今田は「2人で戻りたいというのはお互いの目的でも目標でもありますから、何とか2人で戻れるように、強く謝って戻れるようにしよう」と話し、宮迫、蛍原のゴール自体は一緒だったと指摘。一方で、「宮迫の戻り方とホトちゃんの戻り方のアプローチが、どうしてもお互いが譲れなかったんだろうなと思う」とも推測した。

 今田によると、実績を重んじる宮迫と、人間関係や仁義を大切にする蛍原とでボタンの掛け違いがあったという。「宮迫には宮迫の考え方がある。自分が手ぶらでテレビ界で戻られへんというのがあるから、YouTubeで絶対に成功して、新しいファン層を獲得して、実績作ったから、もう1回2人でテレビ界で頑張ろうという」と、宮迫の思いを推測。一方、蛍原の思いについては「先輩とか後輩とかそこをきれいにして…というか、そこに筋を通して、そこからホトちゃんは舞台でもいいからゼロからやる覚悟だったんだよね。だからレギュラー番組も全部降りると(言っていた)」と話した。

 今田が惜しんだのは、解散を発表した特番での2人の小気味よいやりとりだった。「『アメトーーク!』見てたんですけど、ホトちゃんがキレキレやったわけですよ。ツッコミもそうですし、宮迫へのいなし方、切り方なんかも」と、蛍原の働きを絶賛。「これができるのやったら、個人的によ?ここからの2人の絡みを見たいなと思いました。この関係性で、ここから2人でやったら、『新生・雨上がり』できるんちゃうかなと思いました」と残念がった。

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2021年8月21日のニュース