笑福亭仁鶴さん訃報から一夜明け NHK「バラエティー生活笑百科」テロップで追悼「哀悼の意を表します」

[ 2021年8月21日 12:15 ]

落語家の笑福亭仁鶴さん
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 上方落語の重鎮・笑福亭仁鶴さん(享年84)の訃報から一夜明けた21日、仁鶴さんが30年以上にわたって司会を務めたNHK「バラエティー生活笑百科」(土曜後0・15)が放送され、冒頭で約7秒間、終盤に約18秒間、追悼テロップが流れた。

 番組内では冒頭と終盤で「相談室長の笑福亭仁鶴さんが17日にご逝去されました。謹んで哀悼の意を表します」と白字のテロップで追悼した。

 1985年4月にスタートした法律バラエティー番組。初代司会(相談室長)の西川きよし(74)からバトンを受けた仁鶴さんは86年3月29日放送分から登場した。毎回欠かさず出演を重ねたが、高齢による体力の衰えもあり、2017年5月に収録を初欠席。7月にいったん復帰したものの、8月から療養のため休演。以降は桂南光(69)が代役を務めている。

 終身名誉相談室長として仁鶴さんの声による名フレーズ「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせぇ~」が現在もタイトルコールとして冒頭に使われているが、今後も継続するかについて、制作のNHK大阪拠点放送局はパラリンピック中継のため2週休止となる間に「検討します」と明かした。

 同局は20日夜、「笑福亭仁鶴さんのご逝去にあたり、心より哀悼の意を表します。仁鶴さんには1986年から長きにわたり、NHK大阪拠点放送局制作の『バラエティー生活笑百科』の『相談室長』として司会を務めていただきました。『四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせー』のフレーズとともに、難しい法律の問題を笑いとともにやさしく解決するというコンセプトのもと、スタジオでは幅広いジャンルの出演者をとりまとめ、常に温かい雰囲気で進行していただきました。視聴者の皆さまに広く長く愛される番組を支えていただいた多大なる功績に感謝するとともに敬意を表します」と追悼コメントを発表した。

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2021年8月21日のニュース