元世界王者の井岡弘樹が9・19興行でラッパーデビュー おいの一翔よりも有名になる!?

[ 2021年8月20日 18:31 ]

(右から)楽曲提供したシンガーソングライターの日之内エミ、ラッパー「LIL KO」として歌手デビューする元世界王者の井岡弘樹、2人の仲介役となった絵美夫人
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 プロボクシングの元世界2階級王者・井岡弘樹(52)が20日、大阪市内で会見し、ラッパー「LIL KO」(リル・ケーオー)として歌手デビューすると発表した。派手なオレンジ色のTシャツにバスケタンクトップ、キャップに金ぴかネックレス、腕にはマジックで入れ墨ふうの文字を書き込んで登場。「10代、20代は一翔のことを知ってても、弘樹のことは忘れられているので。このあたりで、もう1回存在感を示さないと」と冗談交じりに理由を説明した。

 デビューの舞台はリングだ。自身が現役時代に所属したグリーンツダジムと合同で9月19日に開催する興行(エディオンアリーナ大阪第2競技場)内でお披露目する方針。歌う曲は「LIFE IS BEAUTIFUL」(ライフ イズ ビューティフル)。ヒップホップユニット「m-flo」と活動した実績があるシンガーソングライター・日之内エミ(38)の作詞作曲によるオリジナル曲で、日之内が弘樹から聞き取り、弘樹らボクサーを描いたノンフィクション「遠いリング」(後藤正治著)も読んで、その半生を反映させたという。弘樹は「明るい曲をつくってくれた。聞いたみんながハッピーになれる」とお気に入り。初披露後に楽曲を配信するほか、ミュージックビデオも製作予定で“浪速のロッキー”俳優の赤井英和らが出演に興味を示しているという。

 元世界王者にラッパーへの道を開いたのは絵美夫人だった。夫人が音声SNSで日之内と知り合って交流が始まり、そこに弘樹も加わった。日之内は弘樹の滑舌が悪いと指摘。「目の前で(弘樹が)しゃべっているのに何を言っているのか分からなかった。おしゃべり好きなのに、相手に伝わらないのはもったいない」。楽しく滑舌を改善する方法としてラップを歌うことを提案し、今回の計画が動き出した。カラオケに行ってもほとんど歌わない弘樹だが「あと1カ月しっかり頑張って仕上げます」と気合を入れている。

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2021年8月20日のニュース