坂上忍 千葉真一さんとの食事で“天然”ぶりに苦笑いも「この年齢で夢を語れるってすごいな」

[ 2021年8月20日 14:36 ]

坂上忍
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 タレント坂上忍(54)が20日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、19日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した俳優・千葉真一さん(享年82)との思い出を語った。

 3年前にMCを務めた同局系「直撃!シンソウ坂上」で千葉にインタビューした。「ちょうどインタビューさせていただく時、ご自宅にお邪魔させていただいて、デビュー前の(眞栄田)郷敦君がいて、筋トレやってたんですよね。デビューに備えて。それをほほえましげに見ている千葉さんが(印象に)残っているんで、いまだに信じられないんですよね」と、当時を振り返った。

 千葉さんには食事にも誘ってもらったことがあるという。「よくご飯連れて行っていただいていたんで。一番印象に残っているのが、一番始めかな?『ご飯行こうか?』って。京都だったんですけど」。当時の坂上は20代くらいで生意気盛りだったころという。「僕、まつたけをはじめとする、しいたけ類が一切ダメなんですよ。普通だったら言えないんだけど、食えないから事前に千葉さんに言ったんですよ。『しいたけ類は勘弁して下さい』と」と、恐れ知らずに伝えたという。

 坂上が招待されたのは、「僕じゃ入れないような割烹屋」だった。「千葉さんがカウンターにいて、僕、隣に座って。一番始めに出て来たのがまつたけの素焼きだから。その後に土瓶蒸し、まつたけご飯。何も食えないんですよ。人の話、基本的に聞いてない人だから」と苦笑い。千葉さんの天然ぶりもうかがえるエピソードだった。

 千葉さん主宰のジャパンアクションクラブ(JAC)出身で、千葉さんからも指導を受けた俳優・真田広之(60)は「子役の頃から、様々な事を学ばせて頂きました。何よりも、夢を抱くことの大切さを。志を受け継ぎ、走り続ける事が恩返しと心得ております」と追悼コメントを発表した。坂上はこのコメントを引き合いに、「真田さんも言ってたけど、映画の話ばっかり。ほんと好きなんだなっていうくらい。大先輩なんだけど子供みたいな方で、この年齢で夢を語れるってすごいなって」と称賛した。

 千葉さんはハリウッド映画で活躍するという夢を追って米国へ。次世代のアクションスターを育成するため、JACも設立した。有言実行だった千葉さんに、坂上は「行動するからね。そこらへんがすごいんだよね」と敬意を表した。

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2021年8月20日のニュース