海老蔵、五輪開会式出演は麻央さんの夢だった 子どもたちとハグをして報告「約束は果たしたよ」

[ 2021年7月30日 16:27 ]

市川海老蔵
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が28日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、東京オリンピック開会式の裏側について明かす場面があった。

 23日に開催された開会式で、海老蔵は歌舞伎の演目「暫(しばらく)」を演じ、世界的ジャズピアニスト・上原ひろみ(42)とのコラボを披露。「5、6年間携わっていたからね。それで出演することだってギリギリまで決まらないものなのよ。だから本当に大変だった」と、率直な感想を語った。

 17年に亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)が「海老蔵にやって欲しかったこと」のなかに、五輪開会式に出て欲しいという夢があったことを告白し「そういう彼女の想いもあったわけ」と、感慨深げに話した海老蔵。

 開会式当日の裏側については「国賓の人がいっぱいいるじゃないですか。そういう人たちは会場に車を付けられたけど、僕たち出演者は歩いて帰らなきゃいけくて。(時間が)押したんですよ、バッハさんのトークが長くて」と苦笑い。「僕も(約60キロの)衣装を着たまま待っていて。子どもたちが見ててくれるから『パパが返ってくるまで待ちたい』って言ってて。だから急いで走ってね、ガチですよ」と、大変だったという。

 「それで、子どもたちとハグをしてね。そのまま麻央のお仏壇へ行ってさ『約束は果たしたよ』って。これが満足なかたちなのかはわからないし、コロナ禍もあって(市川)團十郎襲名も延期されているなかで。麻央が望んだ形ではないかもしれないが『とりあえず約束は守ったんだよね』という報告をして。子どもたちを寝かして、屋上へ行って一人で空を見てさ、月が綺麗だった。『これもやらなくちゃいけないな』とか『これも言われてたな』っていう、いろんなことを思いつつね。とにかく長かったよね」と、やりきった表情を見せた。

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2021年7月30日のニュース