志らく 西村大臣の失言に「気持ちは分からないではない」「でも1番の問題は」

[ 2021年7月12日 16:47 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が12日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月曜~木曜後3・30)に、帰路もヨット太平洋横断に挑戦中キャスター辛坊治郎氏(64)に代わり、期間未定で月曜日の助っ人パーソナリティーとして生出演。西村康稔経済再生担当相が8日夜の記者会見で、酒類提供停止の要請を拒む飲食店の情報を取引金融機関に流し、順守を働き掛けてもらう方針を表明したことについてコメントした。

 西村氏は8日夜に「これは法律に基づく要請、命令でありますから、しっかり順守していただけるように金融機関からも働きかけを行ってもらいたい」と発言。9日午前には要請を守っている店との不公平感を解消するのが目的として実施の意向を改めて示したが、露骨な圧力だといった批判が噴出。政府は同日にこの方針を撤回した。

 志らくは「何でこんなことを言っちゃったのか?恐らく、感情論というか感情が溢れ出たのかなと。これまでに対する不満、緊急事態宣言なんかを出しても守ってくれないお店も多いし、路上飲みしている若者もいる。これだけやっているのに感染者が減らないから」と推察。「(西村氏は)見た感じは穏やかなんだけど、すごく気持ちが盛り上がって言ったんだと思うんですよね」とコメントした。

 続けて、「私ね、気持ちは分からないではないんですよ。連日情報番組でもって(ルールを守っていない)映像を見ているからね」としたうえで、「お酒を提供しているお店は本来は悪でもなんでもないのに、悪に見えてくるっていういやらしさがあるじゃないですか?そういう感情に我々がなっちゃっているんですよね」と指摘。

 「まあ金融機関うんぬんという発言は行き過ぎだけども。(ルールを守っていない)お店に対してもっと厳しく…とは言え、その代わりちゃんと保証を回してあげる。本来は自分たちが生きるために必死に営業をやっているだけのことですからね」と言及し、「でも1番の問題は(営業しているお店が)悪く見えてきてしまっているっていう、我々の気持ちの変わり方。ちょっと怖いなっていう気がしますね」と私見を述べた。

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2021年7月12日のニュース