二木芳人氏 東京都のコロナの状況「第5波に入りつつある…根拠があって実効性、効果のある対策を」

[ 2021年7月12日 14:29 ]

フジテレビ社屋
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 昭和大医学部の二木芳人客員教授(感染症学)が12日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。東京五輪の開幕が迫る中、4度目の新型コロナウイルスの緊急事態宣言が同日に東京都に発令されたことに言及した。

 東京都は11日に新型コロナウイルスの感染者が新たに614人報告されたと発表。1週間前と比べると96人増加し、前の週の同じ曜日を上回るのは22日連続。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は733・9人となり、前週比は126・1%。3人の死亡も確認された。

 二木氏は「東京については、明らかに第5波に入りつつある。ですから早めに緊急事態宣言を出したこと自体は正解だと思うんですけど、お話がいろいろあるようにきちんと根拠があって実効性、効果のある対策をもっと真剣に考えていかないといけない」と指摘。そして、「唯一、お酒を伴う飲食、そういうところをある程度ターゲットにしてますけど、考えてみると60%くらいの人は感染経路不明なんですよね。そういう人たちがどこで感染してるのかってことをもっともっと突き詰めて、根拠を持った対策というものが大変重要だと思います」と自身の考えを述べた。

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