高木ブー ドリフ画集に込めた志村けんさんへの思い「“志村の敵”と書いたんだけどね」

[ 2021年7月4日 18:29 ]

画集「高木ブー画集~ドリフターズとともに~」の発売記念トークショーを行った高木ブー
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 ザ・ドリフターズの高木ブー(88)が4日、都内で「高木ブー画集 ドリフターズとともに」(ワニ・プラス)の発売記念トークショーを行った。3月に米寿を迎えたことを記念した1冊で、30年前からコツコツ描き溜めてきたドリフメンバーの絵を約120枚掲載している。

 絵に登場するのはメンバー6人のみ。「8時だョ!全員集合」などで見てきたメンバーの姿を独特なタッチで描いた。後半は「もしドリフがこんなことをやったら」と、頭の中で空想した世界が広がる。先月21日の発売から10日間で増刷が決まるなど好評を得ている。

 昨年3月にメンバーの志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルスによる肺炎で死去。その直後に描いた「雷様対コロナ」も掲載。リングの上で高木ふんする雷様がコロナをやっつける1枚。「ここに“志村の敵”と書いたんだけどね」。後輩の志村さんへの思いが詰まっている。

 先月26日に志村さんの故郷・東京都東村山市で銅像がお披露目され、自身も除幕式に出席した。「真正面から見たらいい男だったよ。得したな、アイツ。俺には銅像を建ててくれる人はいないだろうな。上半身だけでもいいから家の前に作るか」と笑いを誘った。

 トークショーの後は、ウクレレライブでファンを楽しませた。最後に来場者1人ずつと写真撮影したが、終盤にテーブルに突っ伏して寝始めてしまう一幕も。関係者が起こしてもすぐに寝てしまい、ファンは温かく見守っていた。

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2021年7月4日のニュース