江戸川中央シニアのスラッガー・森山竜之輔 支えてくれる両親へ恩返しのアーチなるか

[ 2021年6月26日 10:00 ]

中学硬式野球の名門、江戸川中央シニアの副主将で4番を務める森山竜之輔内野手(C)TBS
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 中学硬式野球の名門、江戸川中央シニアの副主将で4番を務める森山竜之輔内野手(15)が26日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。全国大会を懸けた戦いと、息子の夢の実現へ情熱を注ぐ家族に密着した。

 小学6年生の時、30本のホームランを放ち、12歳以下の日本代表にも選出され、4番を任された逸材は中学3年生にして身長180センチ、体重97キロとプロ野球選手とも引けを取らない体格にまで成長。そんなスラッガーに全国の甲子園常連校からは熱い視線が送られている。

 夢は「ジャイアンツの4番」。そんな息子の夢を支えるのが母・琴江さんだ。平日は毎朝5時に起床し、泥だらけになったユニホームを2回に分けて洗濯。朝食を作り、息子を見送り、8時40分に会社へ出勤。琴江さんは仕事後、息子が帰宅すると、親子で向かった先は近所の河川敷だった。

 琴江さんは息子の練習相手となり、硬式球でノック。日没近くでノックを切り上げ、次に向かったのは初動負荷トレーニング。他にも、体幹トレーニングやバッティングセンターを兼ねた室内練習場など放課後に通わせている。その全ての送り迎えを琴江さんが務めている。「子どもが活躍するのがもう生きがい。自分が楽しい」と辛くはない。

 家族で月のお米の消費量は30キロ。食費だけで月9万円は掛かるという。琴江さんは「(経済的に)余裕はない」と語るが「子どものやりたいことはやらせてあげたい」と家計のやりくりをしている。元高校球児の父・秀基さんは仕事から帰宅すると竜之輔くんの素振りチェックや投手役を務めるなど、献身的なサポートをしている。

 両親のサポートを受けながら世代を代表するスラッガーに成長した竜之輔くんには、どうしてもかなえたい目標がある。それは一度も出場がかなわなかった全国大会だ。

 「お父さんもお母さんも、自分をずっと支えてくれたので、そのためにもホームランを打ちたい。全国へ連れていきたいっていう気持ちは凄くある」と意気込む。両親のためにも本塁打を打って全国大会出場を目指した戦いの結果はいかに。

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