風間晋氏 陛下、五輪でコロナ感染拡大懸念に「国民の気持ちに寄り添われていますよっていうことを」

[ 2021年6月25日 09:52 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 フジテレビ解説委員の風間晋氏が25日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。宮内庁の西村泰彦長官が24日の定例記者会見で、東京五輪・パラリンピックへの天皇陛下の受け止めについて、「陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変心配されている。国民に不安の声がある中で、開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察している」と述べたことに言及した。

 西村長官は「日々、陛下とお話ししている中で、私が肌感覚でそう感じている。陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはない」と付け加えた。加藤勝信官房長官はこの西村長官の発言に関し「宮内庁長官自身の考え方を述べられたと承知している」と語った。

 風間氏は「これだけ国民が心配している関心事項ですから、そういう国民の気持ちに陛下として寄り添われていますよっていうことを伝えたかったのが1番なんだろう」と解説し、「もう1つは日本国憲法上、陛下の発言やお考えによって政府の判断が左右されてはいけないんです。ですから陛下がそう言っていますという言い方ではなくて、私はそういうふうに感じ取っていますという言い方を西村長官はされるわけだし、官房長官も、それは西村長官のお考えだと考えていますってことは、それはある意味、陛下を守るという趣旨の発言でもあると思います」と自らの見解を述べた。

 西村長官が開会式出席や競技観戦など、大会への皇室の関わりは「関係機関と調整中。紹介できるような状況ではまだない」とだけ述べたことには「安心して陛下が参加できるような、そういう状況に何とか持っていってもらいたいという気持ちの表れではないでしょうか」と話した。

続きを表示

2021年6月25日のニュース