坂上忍 五輪アプリめぐる平井デジ相の不適切発言に「権力ってこういう使い方もしてるんだろうなと」

[ 2021年6月11日 14:59 ]

坂上忍
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 タレント坂上忍(54)が11日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演し、東京五輪・パラリンピックで導入を予定しているアプリ(オリパラアプリ)の減額交渉をめぐる平井卓也デジタル改革担当相(63)の不適切発言についてコメントした。

 平井氏は同アプリの請負先の企業について、内部会議で「このオリンピックであまりぐちぐち言ったら、完全に干すからね」、さらに企業の会長の名を挙げ「脅しておいた方がいい」などと発言したことが、朝日新聞デジタルに音声データ付きで報じられていた。平井氏はこの日の会見で、発言の事実を認めて陳謝した。

 番組では音声データを紹介。坂上は、「大丈夫なの?こんなの」と口をあんぐりさせつつも、「生声を聞いたら、音声データを聞いたら驚くけど、権力ってこういう使い方も普通にしてるんだろうなと思うけどね」とも話した。

 すると土田晃之(48)は「そうなんだろうなと思っていたけど、実際聞いちゃうと、ちょっとショックというかね」とビックリ。さらに「アンガールズ」田中卓志(45)も「めちゃめちゃ怖いなという感じですよね。税金を払って動いてもらっているのに、そんなことになってるって」と話し、平井氏に対しても「どういう気持ちでやってるのかなって、政治活動を」と疑問を口にした。

 アプリは大会期間中に海外の関係者、選手の健康や行動を管理するためのもの。海外客の受け入れが中止されたことを受け、本来実装予定だった顔認証やGPS機能が廃止され、同庁が開発予算を約73億円から約38億円へと大幅に圧縮していた。

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)は「アプリについてはどこまでの装備が必要か議論があるにせよ、減額は国民には利益」とコメント。一方で、「官僚とか公務員はそこまで(減額交渉への)気持ちはいかないので、ハッパをかけたとは思うけど、ハッパかけすぎですかね」と、平井氏の発言には苦言を呈していた。

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2021年6月11日のニュース