佐藤二朗 芝居をリアルに見せるため「わざと」したこと 加藤浩次感心「メチャメチャ高等技術」

[ 2021年6月7日 12:22 ]

佐藤二朗
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 俳優の佐藤二朗(52)が5日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演。役者として大切にしていることを明かした。

 役者としては「『かも』をすごく大事にしていて。こんな時に人はこういうかも、こんな人いるかもの『かも』です」と力説。04年の連続ドラマ「人間の証明」(フジテレビ)に出演した際には、捜査会議のシーンでは「本物の捜査会議って普通見たことないじゃないですか。本物の捜査会議ってこうかも、と思わせるのを狙ったんです。節をつけてというのをずっとやったんです」と「容疑者が~、何時何分~」と、誇張した演技を見せた。スタッフからは「何だあの無名の目立ちたがり屋は」となったものの、演出のチーフだった河毛俊作氏は「アイツには好きにやらせろ」と指示。打ち上げの際には河毛氏から「この作品の一番の収穫はお前だったよ」と言われたとした。

 「想像なんですけど、『かも』がうまく機能する気がしたんですよね。あと無名って実は俳優の中では利点で。例えば加藤浩次さんだと、『加藤浩次さんが今回は医者なんだ』という風に見えるけど、無名だと本物に見えるというか。シーンに集中できる」とし、「僕はここでわざと演技を下手にしたんですよ。演技を下手にすると『こいつ、俳優のはずないから、本物の刑事?』って思わせられないかと」と意図を明かした。MCの加藤浩次(52)は「メチャクチャ高等技術じゃないですか。すごいわ。下手にしてリアルに見せるなんて」と感心。佐藤は「反感を持つ人もいるかもしれないけど、僕は正直に言いますけど、自分の力には自信がございます。こと俳優に関してはですよ。あとは精神年齢8歳ですけど」と胸を張った。

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2021年6月7日のニュース