山田孝之「良くも悪くも問題作」…「全裸監督」オファー受けた背景に「実力を知ってみたかった」

[ 2021年6月7日 11:46 ]

山田孝之
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 俳優の山田孝之(37)が6日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。主演したネットフリックスのオリジナルドラマ「全裸監督」への出演を決めた裏事情を明かす場面があった。

 同作はバブル景気に沸く日本で、“アダルトビデオの帝王”として君臨したAV監督の村西とおる氏をモデルに撮影現場の熱狂を描いた作品で、2019年8月に全世界で配信された。今月24日にはシーズン2も配信が開始される。

 MCの予備校講師でタレントの林修(55)から同作について「みんなびっくりしましたよね?」と話を振ると、山田も「でしょうね」と同意。林が「みんながあんな面白いものないって」と続けると、山田も「問題作でしょうね、良くも悪くも」と笑みを浮かべた。

 同作のオファーについて「話があったのは撮影が始まる2年前」だったといい、「ネットフリックスのプロデューサーとお会いして、分厚い原作『全裸監督』を『これを山田さん主演でネットフリックスでドラマ化したい』ってだけでした。企画書も何もない段階で、『なるほど面白そうですね』って」と回顧。さらに「ネガティブも相当くるであろうけど、見たこともないものを出してしまうことができるなって思ったし、一番の(出演を決めた)理由は世界配信だったことですね」と語った。

 「それまで僕もやってきた中で、日本の芸能界・映像業界なのかわからないですけど、心がギュッとなって『こんなところじゃこれ以上、やっていけない』って人たちが『ハリウッドだ!』みたいなアクション起こす人がいっぱいいた。僕もその1人で、1年半マンツーマンで英語勉強してたんです」と、自身も聖地を目指した過去を告白。

 そのうえで、当時は「言語が違うと、伝え方も違う。言葉が違うわけだから表現も変わってきて」と20年間の俳優経験を活かすのはハリウッドではないのではないかと思い始めていた頃だったという。「日本では字幕で見る文化がなじんでいる。過去にプロデューサーの人に『あの人たちは字幕で見るなんて文化がないから、見てくれない』と(言われていた)。(その中で)ネットフリックスは字幕での配信をやっていたり、世界で配信されているプラットフォーム。他の国で作った作品もある中で、みんな字幕で見ていると。日本の題材で日本のキャスト・スタッフ・キャスト・日本語でやって、それをそのまま見せるっていうのがよくも悪くも今の実力を全部出せる、見せることになるから、それで日本全然ダメだ、芝居あいつ全然ダメだって言われたら、まだまだ足りてないんだって思う。自分の今の実力って世界から見たらどう見られるのか?っていうのを知ってみたかった」と衝撃的な作品のオファーを受けた理由を明かした。

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2021年6月7日のニュース