「ドラゴン桜」第7話も好調14・4% ティーン層が番組最高!受験生世代に響く?

[ 2021年6月7日 09:40 ]

TBS日曜劇場「ドラゴン桜」の主演を務める阿部寛
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 俳優の阿部寛(56)が主演を務めるTBS日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜後9・00)の第7話が6日に放送され、平均世帯視聴率は14・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。初回14・8%に次ぐ番組2位、同時間帯横並びトップと好調。注目は世代別で「ティーン層(13~19歳)」の数字が番組最高をマーク。東大合格を目指す劇中の高校生と同じ受験生世代に響いているとみられる。

 阿部が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、今作は現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開される。

 阿部が伝説の弁護士・桜木役に再び挑戦。女優の長澤まさみ(33)が桜木の教え子・水野直美役を続投。水野は一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得した。続編はドラマオリジナルの舞台・龍海学園の教頭・高原浩之(及川光博)が学園再建のため、桜木と水野を招き、幕を開けた。

 ティーン層の視聴率は初回4・9%→第7話7・4%と大幅アップ。番組最高を叩き出し、若者層から支持が増えてきたことがうかがえる。20・1%を記録した1月期の日曜劇場「天国と地獄」最終回(3月21日)のティーン層6・9%も上回っている。

 「ドラゴン桜」第7話はキッズ層(4~12歳)からF4層(女性65歳以上)、M4層(男性65歳以上)まで全世代で同時間帯横並びトップ。最終回に向け、どこまで数字を伸ばすのか、注目される。

 第7話は、東大専科の7人が東大模試を受けることに。合格の見込みがないと判断された者は専科をやめなければいけない。今の学力なら何人かは最低のE判定になることは明白。桜木(阿部)が出したあまりに高いハードルに、生徒たちは混乱し、水野(長澤)も不安に襲われる。模試に備え、新たに桜木が招へいした英語の特別講師・由利杏奈(ゆりやんレトリィバァ)によるリスニング力強化のための驚くべき勉強法が始まる。さらに桜木は模試に役立つ「東大模試6カ条」を授けるが、菜緒(南沙良)と天野(加藤清史郎)は焦りから追い詰められていた。模試当日、プレッシャーに押しつぶされそうな7人は、それぞれの思いを胸に会場に向かう。一方、龍海学園の先代理事長・恭二郎(木場勝己)が何やら新たな動きを始め…という展開だった。

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2021年6月7日のニュース