堀ちえみ、ボイトレで音域広がった!術後から約2年で前向き「生きていればなんでもできる」

[ 2021年6月1日 16:22 ]

「ポケットエコーVscan Air」新製品記者発表会に出席した堀ちえみ
Photo By スポニチ

 タレントの堀ちえみ(54)が1日、都内で行われた「ポケットエコーVscan Air」新製品記者発表会に出席。2019年2月に舌がん、同年4月には食道がんの手術を受けた堀。術後から約2年3カ月経ち、身体と心境の変化を明かした。

 堀は19年にステージ4の舌がんと診断され、舌の6割を切除。太ももの皮膚を一部移植した。現在は3カ月に1度、通院。食道がんの影響で半年に1度は胃カメラ検査を受けているという。「コロナも怖いけど、やはりがんも進行してしまうと恐ろしい病気。早期発見できるようにきちんと受けています」と語った。体調を案じられると「全然、体は元気」とにっこり。「ちょっとでもたくさんの言葉をスラスラ話せるようになりたい」と、1日最低15分はリハビリを行い、また1週間に1度はリモートでボイストレーニングの指導も受けていると語った。

 堀は「人間ってハンディを持つとどこかカバーをして伸びしろを探す、すごい生物。この病気になってから痛感した」としみじみ。「話すのが拙くなってしまった分、(ボイストレーニングで)自分が奏でるということをイメージしてやっていたら、音域が伸びたんです」とうれしい成果も出た。「1つ失くしたら1つ得ることができればいい。この2年、落ち込んだ気持ちを奮い立たせて生きてきた。生きていればなんでもできる」とポジティブだ。

 来年3月はデビュー40周年の節目となる。コロナ禍もあり、周年イベントの会場や日程は決められず「もどかしさがある」としたが、イベントで歌唱することを目標に日々ボイトレに励んでいる。「1曲でも多く歌ってみなさまにご心配おかけした分、安心していただけるように頑張りたい。(楽曲披露は)実現させる」と誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月1日のニュース