柳楽優弥「『HOKUSAI』バイブレーションをブルブルに感じてほしい!」公開記念イベント

[ 2021年5月29日 05:30 ]

映画「HOKUSAI」公開を記念し行われたオンライントークイベントに出席した(左から)瀧本美織、柳楽優弥、玉木宏、橋本一監督
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 俳優の柳楽優弥(31)、玉木宏(41)、女優の瀧本美織(29)、橋本一監督が映画「HOKUSAI」が28日に公開されたことを記念し、同日に行われたオンライントークイベントに出席した。

 今作は「冨嶽三十六景」などで知られる江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎が主人公で青年期を柳楽、老年期を田中泯(76)が演じる。芸術家が抑圧される中で、最期まで絵に没頭し続けた姿を描いている。玉木は美人画の大家・喜多川歌麿、瀧本は北斎の妻・コトを演じている。

 柳楽はお気に入りとして老年期の北斎が青い絵具を手に雨中で舞う場面を紹介。「北斎がようやくこの色に出合えたという喜びがダンスを交えて表現されている」と世界的ダンサーでもある田中の表現力を絶賛した。

 瀧本は青年期の北斎にコトが子供を身ごもったことを告げる場面を「すごく良いシーン」とおすすめ。キスシーンでもあることから「自分で選んでおきながら恥ずかしい」と照れながらも「当初は台本にはなくて、撮影地の京都に着いた当日に監督と話し合って生まれました」と舞台裏を明かした。

 柳楽は北斎について「憧れのアーティスト。圧倒的であり、アーティストの鏡のような人物。大尊敬。僕に勝てるところは何もない!」と力説。視聴者に「共感できる部分がたくさんある作品。好きなことを突き詰めようとする北斎の人生を見て『HOKUSAI』バイブレーションをブルブルに感じてほしい!」と呼びかけた。

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2021年5月29日のニュース