カズ長男、三浦りょう太 憧れ菅田将暉と初共演「父が見たがるような作品にも出たい」

[ 2021年5月22日 06:05 ]

ドラマ「コントが始まる」に若かりしカズをほうふつさせるユニホーム姿で出演する三浦りょう太(中央)
Photo By 提供写真

 サッカーの「キング・カズ」こと横浜FCのFW三浦知良(54)の長男で俳優の三浦りょう太(23、りょうはけものへんに寮のうかんむりなし)が、22日放送の日本テレビドラマ「コントが始まる」(土曜後10・00)で憧れの菅田将暉(28)と初共演を果たした。スポニチ本紙の取材に「ついに共演させていただきました」と喜びを語った。

 主演の菅田が仲野太賀(28)、神木隆之介(28)とともに演じるお笑いトリオの売れない時代を描く青春群像劇。三浦は、主人公が高校時代に同じサッカー部に所属した後輩役で登場。若かりし頃のカズをほうふつさせるユニホーム姿に、現場では「やっぱり似合う」という声も。菅田に怒られるシーンを浜辺で撮り「めっちゃブチ切れていただきました。面白いシーンになっていると思います」と手応えを感じている。

 15日放送の第5話から登場した。撮影の雰囲気に慣れようと、3話の収録から現場を見学。「トリオの3人は仲が良く、撮影は一発OKのプロ集団。NGは出せないぞと緊張しました」と回想した。

 父を振り向かせる演技をしようと猛レッスン中だ。俳優デビューは19年11月。「最初は盛り上がってくれたんですけど、数出ていくにつれ見てくれなくなってきていて。最近は“出るよ”と事前報告はせず、自然と見てもらえればというスタンスに変えました」。カズは映画「ゴッドファーザー」や「男はつらいよ」の大ファン。「いつか父が見たがるような作品にも出たいです」と期待した。

 昨年6月に芸能プロ「トップコート」に所属し、来月で1年。「課題ばかり出た一年でした。でも課題を前向きにとらえられるようになってメンタルは強くなりました」。入所時に「個性を大事に」と激励してくれたのが菅田。以来、強く憧れて演技のレッスンを重ねている。

 今年1月には、母でモデルのりさ子(53)方の祖父が亡くなった。「一作でも演技を見せたい」と俳優を目指しただけに祖父孝行は果たしたが「いつかおじいちゃんが好きだった坂本龍馬を演じて天国に届けたい」と意気込んだ。

 《聴かせるのが好き》“一人ファーストテイク”にはまっている。緊急事態宣言下で通い詰めているスナックが閉店し、趣味のカラオケができない状況。そのため最近、レコーディング用のマイクを買い、マイクに向かって歌う姿を定点カメラで撮影。一発撮りで歌う人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」のスタイルで歌い、その動画を弟や友人に見せている。カズも田原俊彦(60)の歌などを人に聴かせるのが好きで「僕も好きです」と明かした。

 ◆三浦 りょう太(みうら・りょうた)1997年(平9)9月5日生まれ、東京都出身の23歳。幼少期からサッカーに打ち込むも高校3年で断念。19年のTBSドラマ「グランメゾン東京」に出演し、昨年8月の日本テレビ「誰も知らない志村けん」で正式に俳優デビュー。今秋公開予定の映画「彼女が好きなものは」に出演。1メートル75。

続きを表示

2021年5月22日のニュース