野球女子・椿梨央 出た!女性芸能人最速107キロ 稲村亜美超え、YouTubeで公開

[ 2021年5月18日 05:30 ]

笑顔でポーズを決める椿梨央(撮影・小海途 良幹)
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 野球女子として知られるモデルの椿梨央(24)が、YouTubeチャンネル「クニヨシTV」が17日公開した動画で、女性芸能人最速となる球速107キロを記録した。

 これまでの始球式や動画内の投球で記録された最速はタレントの稲村亜美(25)の103キロで4キロ更新となった。椿はスポニチ本紙の取材に107キロを記録した時の感覚を「えっ、今ので?」と驚いたとし、「良い感じで力感が抜けたのかも」と振り返った。

 小4から男子に交ざって野球を始め、女子社会人野球では3番・ショートの主力として全国優勝も経験した椿は、ケガで女子プロ野球選手の夢を諦めた過去がある。しかし、肩のインナーマッスルや下半身を重点的に鍛え、プロも利用するトレーニング施設「MTXACADEMY」に通うなど、地道にトレーニングを継続した。

 その努力が今回の結果につながったとし、「今後の目標として110キロは目指したい」と、さらなる記録更新に意欲を示した。プロ野球での始球式についても「呼ばれたことがないので、投げてみたい。球団さんお願いします!」とアピールした。

 コロナ禍で107キロを記録したことについては、かえって室内トレーニングにより集中できたことが功を奏したと分析。また、料理も本格的に始めたという。体質に合った素材や調味料を使用するようになり、健康面も優れてきたことも記録達成につながったのかもしれないとほほえんだ。

 自分の性格は「負けず嫌い」と断言する。男子に交ざって野球をする中で「性別を理由に負けたくない」と努力し、実力でレギュラーを勝ち取ってきたという。他の芸能界の野球女子に対しても「絶対に私の実力の方が上」と対抗心を燃やす。特に負けないところは、球速だけではなくショートバウンド処理などの「球際の強さ」と、技術面にも自信をのぞかせた。

 椿の野球女子としての活動の根源には「女子野球をもっと普及させたい」という思いがある。今夏の第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝が初めて甲子園で開催されることについても「憧れの甲子園でプレーできるのは夢物語。女子で実現できることは喜ばしく、大きな一歩になると思う。私ももっと若ければ、目指していたのに」と、まるで自分のことのようにうれしそうだった。「私の野球活動が、少しでも女子野球界に貢献できたり、野球をプレーする若い女の子に勇気やきっかけを与えることができれば」と、今後も野球女子として活躍の場を広げていきたいと意気込んだ。

 「クニヨシTV」で公開された椿梨央が実際に107キロを記録した投球動画のURLはhttps://www.youtube.com/watch?v=NcwKNai6nrA

 ◆椿 梨央(つばき・りお)1996年(平8)5月25日生まれ、北海道出身の24歳。野球歴15年。17年に全国女子軟式野球選抜交流碧南大会優勝。モデル活動の一方で「日本一スタイルのいい野球女子」としても活躍。「クニヨシTV」に準レギュラー出演。チャームポイントは野球で鍛え上げた脚とお尻。1メートル70。

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