上野鈴本演芸場　12日から営業再開へ「お客様のご協力を頂きながら館内での感染防止対策を徹底」

　新型コロナウイルスの緊急事態宣言の発令を受け、落語公演などの営業を休止していた上野鈴本演芸場が、12日から営業を再開することを公式ツイッターで発表した。

　8日更新の投稿では「5月12日からの営業再開について」と書き出し、「緊急事態宣言延長に伴う国及び都の措置内容を精査し、東京寄席組合及び両協会で協議の結果『5月12日から営業を再開』させて頂きます。引き続きお客様のご協力を頂きながら館内での感染防止対策を徹底し、出演者や裏方も同様の対策にて開催して参ります」とした。

　宣言発令に伴い東京都が無観客開催を要請したが、各演芸場と落語協会（柳亭市馬会長）、落語芸術協会（春風亭昇太会長）が協議し、「無観客開催はできない」「大衆娯楽である“寄席”は社会生活の維持に必要なものに該当する」として、宣言期間中の25日以降も営業を継続。しかし、都から再度の休業要請があり、一転して今月1～11日までの休業を発表していた。