殺人鬼役のFukase、包丁売り場の前でセリフ練習 菅田将暉との共演は「めちゃくちゃ緊張」

[ 2021年4月27日 15:24 ]

映画「キャラクター」完成報告に出席した(左から)菅田将暉、Fukase
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 殺人鬼役のFukase、包丁売り場の前でセリフ練習 菅田将暉との共演「めちゃくちゃ緊張」俳優の菅田将暉(28)、4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル、Fukase(35)が27日、都内で行なわれた映画「キャラクター」(監督永井聡、6月11日公開)の完成報告会に出席した。

 Fukaseは本作で俳優デビュー。天使のような歌声を持つ連続殺人犯を演じた。「殺人衝動」を表現するのに苦労したというFukaseは、「どうしても言葉にできなくて絵を書いて理解しようと油絵を描いた。軽い気持ちで描いて、監督やプロデューサーに見せたら『本編で使いたいから2メートル×2メートルで書き直してくれ』って言われて。『え、やだ』と思って(笑)。そんな大きくする必要ある?って思った」と苦笑いで明かした。

 また、スーパーの包丁売り場でもセリフを練習。Fukaseは「もし警備員に見つかって捕まったら『映画のセリフを練習していた』と言い訳しないとだから、すごいプロモーションになってしまうなと思って。一度鮮魚売り場にいって、また包丁売り場にいって。早めにスーパーから帰りましたね」と役作りを振り返った。

 菅田との共演については「それはもう、めちゃくちゃ緊張した」といい、「初めて顔を突き合わせてセリフを言うときは体が震えた」と照れながら告白。また、撮影中の“重大なミッション”として「菅田さんに話しかける」ことを自分に課していたようで、「でも話しかけて『僕たちそんなに気軽に話す役柄じゃない』と言われたら立ち直れないと思った。スタッフさんに話かけていいのか聞いて、なんとか乗り越えましたね」と笑いながら語った。

 菅田は初のマンガ家役で「マンガ大好き。あこがれのマンガ家さんの一部に触れられて楽しかった」といい、浦沢直樹氏が司会を務めるNHKの番組「漫勉」を見てから撮影に臨んだという。映画は、一家殺人を目撃した主人公の漫画家が、犯人の顔をキャラクターとしたマンガを執筆し、売れっ子となるものの、その犯人が姿を現したことによって事態が動きだすストーリー。報告会には高畑充希(29)、中村獅童(48)、小栗旬(38)、原案・脚本を手がけた長崎尚志氏、永井監督も参加した。

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