吉村知事 コロナ感染拡大防止へ使用呼び掛けたうがい薬は「第2次研究が進行中」

[ 2021年4月25日 22:48 ]

大阪府の吉村知事
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 大阪府の吉村洋文知事(45)が25日、フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)に出演し、新型コロナウイルスの感染拡大防止にポビドンヨードを含むうがい薬が有効だとした昨夏の自らの発言について再度問われ、「現在進行中です」と明かした。

 「第2次研究が進行中です。1回目は40件くらいの事例で発表した。現状、数百検体の採取を終了し、研究内容も精緻なものにして解析の最中と研究者から報告を受けている」。この日、3度目の緊急事態宣言が大阪府を含む4都府県に発令され、初めてのメディア出演。番組MCのフリーアナウンサー宮根誠司(57)からの質問に答えた。

 吉村氏は昨夏、市販のうがい薬によるうがいで重症化を防ぎ、人に感染させにくくする可能性があるとして使用を呼び掛けた。その会見では「ウソみたいな本当の話をしたい」と切り出し、殺菌効果のある成分ポビドンヨードを含むうがい薬を使うと「新型コロナ陽性者が減っていくのではないかという研究結果が出た」と述べた。ところが発言を受けて品薄の状況を招き、転売が多発。翌日、自身の発言について一転「誤解がある。予防薬でも治療薬でもない」として適切な使用を求めた。

 この日の大阪府の新規陽性者数は1050人。1000人を超えるのは719人だった19日から翌20日に1153人へ跳ね上がって以来6日連続に更新された。

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2021年4月25日のニュース