センバツでおなじみMBS・森本栄浩アナが最後の実況 用意した言葉は「サヨナラの瞬間に全部飛んだ」

[ 2021年4月1日 21:45 ]

今大会が最後のセンバツ実況となったMBS・森本栄浩アナ (撮影・成瀬 徹)  
Photo By 代表撮影

 今年10月に定年を迎えるMBSの森本栄浩アナウンサー(59)が1日、「第93回センバツ高校野球大会」の決勝戦で、同局アナとして最後の実況を担当した。東海大相模(神奈川)のサヨナラ勝ちに「いい試合でした。終盤は緊迫してドキドキしていました」とベテランアナも興奮気味に話した。

 横浜高元監督の渡辺元智氏(76)、本紙評論家・赤星憲広氏(44)をゲストに迎えての放送だった。終了後、スポニチ本紙の取材に「いつも通り実況はできた」振り返った。だが、36年間のアナ生活の集大成として「こう言おう、ああ言おう」と考えていた言葉は「サヨナラの瞬間に全部飛んで、伝えられなかった」と明かし、苦笑いした。

 遊撃手がライナーを弾いたサヨナラの場面で「堅守を誇っていたが捕れなかった」と実況。「捕ってほしかったという気持ちが、思わず出てしまった。その点は後悔してます」と最後まで反省の弁を口にしていた。

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2021年4月1日のニュース