キートン山田 「まる子ちゃん」人生を変えた言葉 “あのフレーズ”はアドリブだった

[ 2021年3月22日 14:00 ]

 フジテレビの国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のナレーションなどで知られる声優のキートン山田(75)が22日、フジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)にVTR出演。“おなじみのフレーズ”の誕生秘話を明かした。

 キートンは、1990年の初回から31年に渡り同アニメのナレーションを担当。今月28日の放送をもって卒業する。

 デビューから約20年後に同アニメと出会ったキートン。まる子とお姉ちゃんが「バカだ。お前がバカだ」と言い合う間に「あんたがばかである」とナレーションを入れる仕事があり、じつはそれがオーディションだったという。当時、ナレーターを探していた原作者の漫画家・さくらももこさん(享年53)は「この声、このしゃべり方が欲しかったのよ」と絶賛し、キートンがレギュラーのナレーターに就任することに。キートンは、「あんたがばかである」というフレーズが「人生を変えた」と語った。

 CM前のお馴染みのナレーション「後半へ続く」は台本にはなく、アドリブだったことも告白。「CMの前に少し隙間があったので、この話は『後半へ続く』と。見ている人に分かりやすく」と、リハーサル中につぶやいたところ「『本番でもそれ言ってくださいっ』ってことになって。さくらさんも当然オッケーを出した」と言い「何も考えずに言ったセリフがずっと今も生きている」と語っていた。

続きを表示

2021年3月22日のニュース