二木芳人教授 1都3県の緊急事態宣言「だらだら続けるよりも…解除し、新たな対策、方策を」

[ 2021年3月15日 09:23 ]

フジテレビ社屋
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 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が15日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。東京都で14日に新型コロナウイルスの感染者が新たに239人報告されたことに言及した。

 直近7日間の1日当たり平均は279・1人となり、前週比で109・8%となった。新規感染者239人のうち、感染経路が不明なのは105人。入院患者は前日より12人減って1250人、うち重症者は1人増の41人。入院や療養先の調整中は450人。

 二木氏は「もう今の同じような対策を続けても恐らくこれ以上一気に下げることは難しい。むしろ増えるような要素の方が多い」と指摘。その上で、首都圏1都3県の緊急事態宣言について「だらだら続けるよりも1度ここで緊急事態宣言を仮に解除し、そして新たな対策、方策というものを明確に示すと。それで解除するとどうしても増えると思うんですよ。それが爆発的増加につながらないような努力をすると。それから少々増えてもそれに持ちこたえられるだけの保健所の態勢とか、病床ですね。今病床使用率が下がって来てますけど患者さんが減っているから当然なんです。今度増えた時にそれにも十分に対応できる提供態勢を今整えておくと。そうした上での解除ということなら1つの方策かなとも思います」と自身の考えを述べた。

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2021年3月15日のニュース