【明日3月16日のおちょやん】第72話 千代、つきまとう父・テルヲを冷徹無視 周囲も困惑し…

[ 2021年3月15日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第72話。天海家にて。玄関の戸を直すテルヲ(トータス松本)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は16日、第72話が放送される。

 父親を冷徹に無視し続ける千代(杉咲)。それにもへこたれず、つきまとうテルヲ(トータス松本)。それは千代が住む天海家、稽古場、福富楽器店にまでおよぶことに。千代を取り巻く道頓堀の人々は、テルヲの存在に困惑し、警戒しながらも、次第にただならぬ雰囲気を察していく。挙げ句の果てに、居酒屋・水月にまで押し掛けるテルヲは、鶴亀家庭劇の劇団員と飲んだくれる一平(成田凌)に、あることで勝負を挑むのだった。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

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