【来週のおちょやん】第14週 鶴亀家庭劇vs万太郎一座!千代が聞いた千之助と万太郎の因縁とは

[ 2021年3月6日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第14週は「兄弟喧嘩(げんか)」。みつえと話しをする千代(杉咲花)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は8日から第14週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第14週(3月8日~3月12日)は「兄弟喧嘩(げんか)」。

 昭和7年、一平(成田凌)が二代目天海天海を襲名し、千代(杉咲)と一平が夫婦となってから、3年の月日が流れた。鶴亀家庭劇が道頓堀で順調に人気を上げていく中、世界の喜劇王チャップリンが来日することがわかる。大山鶴蔵(中村鴈治郎)は、鶴亀家庭劇と須賀廼家万太郎(板尾創路)率いる万太郎一座を競わせ、次の公演で客の数が多かった方の芝居をチャップリンに見に来てもらうと宣言する。万太郎一座の人気は絶大だったが、家庭劇の面々は打倒万太郎一座に向けて盛り上がっていた。しかし、千之助(星田英利)の様子がおかしい。劇団員たちを罵倒し、女優なんかいらないと言い出した。さらに、千之助が自分で書いてきた台本は無茶苦茶で何の話かもわからない。千之助は、この勝負に絶対に勝たなければならないというプレッシャーに、我を忘れてしまっていた。実は、千之助と万太郎には、20年以上前からの因縁があった。千代はその因縁を万太郎から直接聞く。かつて、千之助は万太郎とともに始めた須賀廼家兄弟一座で人気を二分する看板役者だった。しかし、あるとき突然、万太郎が千之助を侮辱し、一座から追い出したのだった。それ以来、千之助は万太郎については冷静でいられなくなるのだった。しかし、千之助がいなくては、万太郎一座に勝つことはできない。ある日、千之助が、一平と千代の家に現れる。千之助は、一平に万太郎に勝つために力を貸してくれ、と頭を下げる。

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