田崎史郎氏 “ぶら下がり”記者を批判「総理をイライラさせるために質問している」

[ 2021年3月1日 14:36 ]

TBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。政府は26日に新型コロナウイルス緊急事態宣言に関し、首都圏を除く6府県について2月末での解除を決定したことに言及した。

 菅義偉首相は緊急事態宣言解除の重要局面で記者会見をスルー。通常は会見の司会役は山田真貴子内閣広報官。首相の長男らから高額接待を受け問題化したばかりで“山田氏隠し”との批判が高まる中、首相は記者団の質問に短時間応じる「ぶら下がり」で済まそうとし、質問が途絶えない炎上気味の事態となった。

 田崎氏は、「菅総理はあの局面、冷静さを欠いた場面があったと思う」と話した。その上で「菅さんの問題ともう1つ僕は記者の方の問題があると思っている」とし、「内閣記者会との記者会見だったら、広報官が仕切って各社同じように1問くらいずつ回す。ぶら下がりでは1人で4、5問発した人がいるんです。4社くらいが代わる代わるガーッと質問してくるんです。だから質問するために質問しているような感じ」と指摘。

 そして、「総理をそこに足止めさせてイライラさせて、あっイライラしてるって言ってるような感じなんですよ。それはねえ、記者の方もね、僕だったら総理の考えをどうやって引き出すかっていうところに注力する。それがメディアの責任。総理の考えを引き出すためにやっているわけですから。そうじゃなくて総理をイライラさせるために質問しているような風景が見えた。新聞社ですけどね。テレビも通信社もそこは何もしていませんよ」と自身も考えを述べた。

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2021年3月1日のニュース