【来週のおちょやん】第13週 「二代目天海」襲名の社命を断った一平 理由を知った千代は千之助を訪ね

[ 2021年2月27日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第13週は「一人やあれへん」。岡安・台所にて。ハナ(宮田圭子)からあることを頼まれる千代(杉咲花・左)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は1日から第13週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第13週(3月1日~3月5日)は「一人やあれへん」。

 千代(杉咲)は、放火騒ぎがすべて、ヨシヲのしたことだったと、劇団の仲間たちに謝った。一方、一平(成田凌)は千代とひとつ屋根の下にいることが気まずくなり、部屋を借りて一人で暮らすことにする。そんなとき、突然、社長の大山鶴蔵(中村鴈治郎)が一平の家にやってくる。鶴蔵は、一平に親父の名前を継ぎ、二代目天海天海を襲名するように伝える。一平はそれをすぐに断るが、これは社命で、絶対にやらなければならないと鶴蔵は言う。もし一平が襲名を断れば、一座が存続できないかもしれない、と劇団員たちは大騒ぎする。そのうち、千代は、一平が襲名をしたくない理由に父親への恨みがあることを知る。一平がまだ小さい頃、父天海は女好きで、自分の母を追い出してしまった。そのことを一平は覚えていた。だから、一平は父、天海のことを許せないのだった。あるとき、一平の母に会い、一平に襲名を説得してもらえば、きっと一平も納得するに違いないと千代は思いつき、千之助(星田英利)を訪ねる。そして、嫌がる千之助から、一平の母の居場所を無理矢理、聞き出す。千代は一平を連れ出し、京都に向かう。そこで一平は、自分の母、夕と久しぶりの再会をする。すると、一平は夕に、必ず親父を越える役者になって、楽をさせてあげる、と思いのたけを伝える。しかし、夕は一平のことを何にもわかっていない、と冷たく答える。

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