古市憲寿氏 宣言先行解除せずで一致の首都圏1都3県知事に「危機をあおれば一時的に人気は上がるけど」

[ 2021年2月24日 10:03 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が24日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。菅義偉首相が3月7日を期限に10都府県で発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言を巡り、首都圏の1都3県を除く6府県での先行解除の検討に入ったことに言及した。

 愛知、岐阜、京都、大阪、兵庫、福岡の6府県は2月末の解除を想定する。愛知県と関西3府県の知事による要請や専門家の分析を踏まえ、24日夕に行う西村康稔経済再生担当相、田村憲久厚生労働相ら関係閣僚との協議で判断する。方針が固まれば26日に専門家による諮問委員会に諮り、政府の対策本部で正式決定する。

 古市氏は、6府県とは対照的に首都圏1都3県の4知事は23日のテレビ会議で感染者の減少ペースが鈍化しているとして先行解除しない方向で一致したことに「戦争中もね、オペリスト型の政治家ってのは危機をあおったんですよね。だから今も危機をあおれば一時的に人気は上がるけど、ただその政治家の方たちはコロナが収まったらたぶんすごいしっぺ返しに合うと思うんですね。それを分かって大口叩いてんのかなって疑問に思っちゃうんですけど」と辞典を展開。そして、「そもそも1月上旬の段階で西村大臣も500人切ったら東京は緊急事態宣言を解除する、それを1つの目安って言ってたわけですけども最近ずっと500人は切っていて、でもなかなか宣言は解除しようとしない」とし、現在の陽性者数は一時の約10分の1だと言い「にもかかわらず解除しないっていう、どんどん政治の方がゴールを変えてて、それに対して人々の方が、飲食店の方がそれに従うかっていうと、なんかそれはちょっと違うんじゃないかなと思う」と自身の考えを述べた。

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2021年2月24日のニュース