「胸いっぱいサミット!」3月末で終了、27年の歴史に幕 初代MCたかじんさん、ぶっちゃけトークで人気

[ 2021年2月24日 05:30 ]

3月いっぱいで27年の歴史に幕を下ろすカンテレ「胸いっぱいサミット!」のMCを務めた「ますだおかだ」の増田英彦
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 カンテレの人気長寿番組「胸いっぱいサミット!」(土曜0・00)が3月末で終了。1994年1月の放送開始から27年の歴史に幕を閉じる。

 同番組は「たかじん胸いっぱい」としてスタート。歌手でタレントのやしきたかじんさんがMCを務めた。関西の名物“視聴率”男が、芸能だけでなく、スポーツや恋愛問題から政治・経済と幅広い分野まで、歯に衣(きぬ)着せぬ“ぶっちゃけ”トークで人気を博し、世帯平均視聴率も2月20日の1359回の放送で平均10・1%。94年2月12日には歴代最高の20・5%を記録した(関西地区、ビデオリサーチ社調べ)。

 12年1月31日、たかじんさんが食道がんで休養することを所属事務所が発表した。たかじんさんは闘病のかいなく、復帰を果たせぬまま14年1月に64歳で死去。だが、その後もタイトル名を変えずに放送を続けた。15年4月から「たかじん」の冠名を外し、現在の番組名に改題した。

 番組初期には上沼恵美子(65)がレギュラーを務め、桂ざこば(73)も95年から09年まで14年間にわたって出演。中村敦夫(81)、東国原英夫(63)、ほんこん(57)、大平サブロー(64)、北野誠(62)、勝谷誠彦さん(18年に57歳で死去)らが“激辛パネラー”として登場した。

 たかじんさんが病気療養して以降は、お笑いコンビ「ますだおかだ」の増田英彦(51)とハイヒールリンゴ(59)が週替わりでMCを担当。八木早希(42)、川田裕美(37)らがアシスタントを務めた。

 同局総合編成部・乾正志部長は「前身であります『たかじん胸いっぱい』と合わせ、27年もの長きにわたりご覧いただき、ありがとうございました。最終回まであと5回、最後まで熱いトークをお届けしたいと思います」と語った。

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