元JOC職員・春日良一氏 東京五輪の「準備は80%できている…顔が誰になるかってことに過ぎない」

[ 2021年2月15日 12:37 ]

TBS社屋
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 日本オリンピック委員会(JOC)元職員で、スポーツコンサルタントの春日良一氏(65)が15日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の混迷する会長交代劇について言及した。

 組織委の森喜朗会長(83)が女性蔑視発言で引責辞任を表明。森氏からの後継指名を受諾する考えを示していた日本サッカー協会元会長で選手村村長の川淵三郎氏(84)は一転して辞退する意向を示した。後任として橋本聖子五輪相(56)が最有力候補として浮上。川淵案が浮上した際、菅氏が水面下で森氏に「もっと若い人を」「女性はいないか」と要請していたことが明らかになっている。

 春日氏は、会長職について「実務的な部分というのは事務総長以下、組織委員会全体がやっているわけですよね。80%の準備ができていると考えた方がいい時期なんですよ。だから今会長が誰であるかってことは外に向かっての顔が誰になるかってことに過ぎないと思う。だから運営とか準備ってことについて言えばOKです」と自身の考えを述べた。その上で「あとは、この大会に対してどういう顔であって、どういう責任を取って、どういう発信をしていけるかってことだと思う」とし、コロナの今後の状況は、まだ見えていないとしつつ「組織委員会としてもIOCとしても本当に注力して(コロナ)対策を組んでいる。だからそれをさらに進めていく。ただ今までそのことについて、国民、都民に対してちゃんとした説明とか安心感を与えられていないっていう、そこのコミュニケーションですよね。ここがこれからすごく大事になるので、そういうことができる会長ということになるのではないでしょうか」と後任会長の人物像について述べた。

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2021年2月15日のニュース