4・16予定 映画「キネマの神様」公開再延期 新型コロナの影響「一人でも多くの方により良い環境で」

[ 2021年2月12日 18:05 ]

4月16日公開予定だった「キネマの神様」の公式サイトトップ画面
Photo By 提供写真

 山田洋次監督(89)の最新作で、昨年3月に亡くなった志村けんさん(享年70)の幻の主演映画「キネマの神様」の公開が、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、予定の4月16日から再延期されることが12日、公式サイトで発表された。慎重に検討を重ねた結果、「一人でも多くの方により良い環境でこの作品を届けたいとの想いから」再延期を決定。新たな公開日は決まり次第、発表される。

 原田マハさん(58)の同名小説を原作に、映画に夢を懸けた男とその家族を描く物語。志村さんと菅田将暉(27)が“二人一役”でダブル主演し、昨年の松竹映画100周年プロジェクトの目玉作品として12月に公開予定だった。

 しかし、昨年3月に志村さんが新型コロナウイルスに感染し、降板。撮影を数週間見合わせ、公開延期を発表した。その後、志村さんが亡くなり、沢田研二(72)が代役を務めて撮影。12月に今年4月16日の公開を発表していた。

 発表は以下の通り。

 初めに、この度の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)被害に遭われた皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。

 また、今現在も対応に当たられている医療従事者、その関係者の皆様へも感謝と敬意を表します。

 この度、2021年4月16日(金)より劇場公開を予定しておりました映画『キネマの神様』につきまして、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、慎重に検討を重ねました結果、一人でも多くの方により良い環境でこの作品を届けたいとの想いから公開を再延期することを決定いたしました。

 この度の延期に伴い、作品の公開を楽しみにお待ちいただいておりました皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。

 新たな公開日は決定次第、速やかに映画『キネマの神様』公式サイト・公式SNS等でお知らせいたします。

 何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 2021年2月12日(金)
 『キネマの神様』製作委員会
 配給:松竹株式会社

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