杉村太蔵 森会長の“女性蔑視”発言で最悪の事態懸念「アスリート全体がボイコットしてもおかしくない」

[ 2021年2月6日 13:23 ]

元衆議院議員でタレントの杉村太蔵
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 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(41)が6日、読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜前11・55)にリモート出演し、女性蔑視とも取れる発言で世界中から非難を浴びている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)についてコメントした。

 森氏は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日は会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」と謝罪し、発言を撤回するとした。一方、テレビで生中継された会見での逆ギレぶりな態度で、火に油を注いだ形となっている。

 杉村は、東京五輪トップとしての立場をわきまえなかった森会長の発言を問題視。「単なる失言というよりも、一番問題なのはこの発言が、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長として全世界に配信されたこと。相当にマイナスイメージだと思いますよ」と指摘し、「欧米でこんな発言をしたら、社会的地位をはく奪されちゃうんじゃないかな?」とも語った。

 森会長は辞任を否定したものの、杉村は「女性に限らず、男性も声を上げないと。アスリート全体がボイコットするということが起きてもおかしくない」と、今後起きうる最悪の事態を懸念。「大会組織委員会のメンバーで、森会長には退いてもらう、責任取ってもらわなきゃいけないという議論があってしかるべきだ、と思うのが僕の考え」と、森会長の退任を促す組織委員会の自浄作用に期待した。

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2021年2月6日のニュース