吉永小百合、直腸がん公表の坂本龍一の復帰願う「エールを送っております」

[ 2021年2月4日 18:44 ]

「ワールドキャンサーデー LIGHT UP THE WORLD点灯式」に参加した吉永小百合(右から2人目)
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 女優の吉永小百合(75)が4日、都内で行われた「ワールドキャンサーデー LIGHT UP THE WORLD 点灯式」に参加した。

 ワールドキャンサーデーはUICC(国際対がん連合)によってがんに対する啓蒙や教育を促すことを目的に2月4日に各地でさまざまな取り組みを行う日。吉永は映画「いのちの停車場」(監督成島出、5月21日公開)で命の在り方に向き合う在宅医師役を演じていることから、今回ゲストとして招かれた。吉永は「自分から志願してドクターの役をやらせていただいた。というのも小さい頃体が弱くてずいぶんお世話になったからです。やってみると大変難しく、いままでの役で一番難しかった」と振り返った。

 点灯式には、先月21日に直腸がんに患したことを公表した音楽家の坂本龍一(69)からビデオメッセージが寄せられた。坂本は「がんとともに生きる人たちは世界中にたくさんいる。サポートという意味でも広く認知が広がることが大切。ぜひ応援してください」などと伝えた。

 坂本は昨年に直腸がんが発見され、すでに手術を終えて現在、順調に治療中だという。吉永は「坂本さんは2014年に最初にがんになられて、1年経ったとき元気に戻ってこられてご一緒にお仕事した。昨年1月には沖縄で坂本さんの演奏と私の朗読の会をやりました。早くお会いしたいと思っていたらご病気で大変心配した」といい、「また坂本さんはしっかり治療なさって、私たちの前に来てくださると思っている。闘病で大変ですがエールを送っておりますので早くお元気になってほしい」と早期復帰を願った。

 この日は東京ビッグサイト、大阪の太陽の塔、富山の合掌造り集落、京都タワー、さっぽろテレビ塔など全国16ヶ所がUICCカラーの「ブルー」「オレンジ」に同時ライトアップ。その様子が中継されると、吉永は「とても美しいライトアップで感動。きょうの日を忘れないで、私の友人家族にがんで苦しむ人もいるのでいいサポーターになりたい」と語った。

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2021年2月4日のニュース