国際医療福祉大・松本教授 緊急事態宣言の延長に賛成「感染者数は減っても入院患者数はいっぱいいっぱい」

[ 2021年1月31日 18:53 ]

日本テレビ社屋
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 国際医療福祉大の松本哲哉主任教授(感染症学)が31日、日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」(日曜後6・00)にリモート出演し、3月7日まで延長される見通しとなった緊急事態宣言について、医療現場の視点で語った。

 31日の感染者数は、東京都で新たに633人が確認され、3日連続で1000人を下回った。松本氏は「確実に感染者数は減ってきていると思いますし、これからしばらくは感染者数が減っていく傾向が見られるとは思います」と話した。

 感染者数が減る一方で、都の新型コロナ入院患者数は減少傾向が見られないという。「医療の現場はどうなのかというふうに考えると、東京都の入院患者数のグラフを見ると、ずっと3000人くらいで高止まりしています」。都は4000~4500人が受け入れ可能としているが、松本氏は「全然届かず、3000人が受け入れの満杯の状況です」と指摘した。

 さらに「これがずっと平行線でいる状況ということは、感染者数は減っても、入院患者数はいっぱいいっぱいの状態ですので、これがあと1週間くらいで改善するのはやっぱり難しいと思う」と推測。「緊急事態宣言の延長は必要だと思います」と政府の方針に賛成の意を示した。

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2021年1月31日のニュース