キンコン西野 吉本との“衝突”否定 自身の活動への思い「むしろ理解してもらった」

[ 2021年1月31日 09:59 ]

「キングコング」の西野亮廣
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お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(40)が31日、音声プラットフォーム「Voicy(ボイシー)」を更新。吉本興業とのマネジメント契約が終了してから一夜、退社した経緯を明かした。

 関係者によると、西野は原作・製作総指揮を務める公開中のアニメ映画「えんとつ町のプペル」の宣伝を巡り、マネジャーの対応の遅さなどに不満を募らせ、同社と退社も視野に入れた話し合いを続けていた。同社側も西野の主張において容認しがたい部分があったとみられ、契約終了の意向を伝え、双方合意の上で退社することになった。

 西野は今月27日に自身のツイッターに、LINE上でのマネジャーとのやりとりの画像などを投稿。「連日走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさんに対しての吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました。しっかりしろ!」などと綴っていたが、投稿からわずか3日間で、急転直下の退社劇となった。

 マネジャーには「変な感じになっちゃってごめんね」と謝罪。「関係は悪くなっていない。今度飲みに行く約束をしております」と話した。「退社のきっかけって、そんなんじゃないんですよ。そんな、しょうもないことで辞めませんよ。僕がマネジャーに怒ることなんて、これまでも何100回とあった」とした。

 現在、西野は、メディアに露出することを活動の軸にしておらず、海外に学校を作ったり、今回のように映画を作ることがメーンになってきていると説明。「多くの仕事を吉本興業ではなく、自分の会社でハンドリングしていて、予算を集めることから、スタッフを集めること、制作、運営、マーケティングを自分たちでやってるんですね。去年のクリスマスに六本木ヒルズで大きめの個展を行いましたが、あれも自分たちで予算を捻出して、スタッフを集めて、場所をおさえて、吉本興業と一緒にできる部分は、吉本興業と一緒にやっていたっていう感じ」だという。

 しかし、「これらの仕事とって、実現させるために普通に3、4年かかるんですよね。吉本興業のなんとなくの決まりとして、マネジャーが1年おきとか、早ければ半年で入れ変わったりするんですね。そのルールでまわっている会社を選んだのは僕だから、とやかく言うつもりはないんですけど、仕事が大きくなればなるほど、自分の活動内容と、吉本のマネジメントの仕組みがマッチしなくなってきてはいた」。

 「それこそ、映画公開前のタイミングで新しくマネジャーが入ってくるんですけど、そのマネジャーにとっては、前のマネジャーとかの作品になるんですよね。どうしても、作品への思い入れは弱くなっちゃうんですよね。それって新しく入ってきたマネジャーの責任っていうよりも、システムエラーだと思う。仕事のスパンが長くなってしまったせいで、吉本興業のマネジメントのシステムがうまく合わなくなってきていて」と続けた。

 そして「ここがごっそり抜け落ちちゃっているんですけど、大前提として吉本興業ってお笑い芸人をサポートする会社なんで、お笑い芸人以外の活動が増えてきたら、別のサポート体制が必要になってくる。もっともっといい形がないかなということを話し合って、西野個人のマネジメントに関しては、西野の会社で行うという今回の結論に至りました」と明かし「なので吉本興業との衝突があったわけでも何でもなくて、むしろ、その逆で、吉本興業にめちゃくちゃ理解してもらったという形です。その形の退社なので、金輪際吉本興業と仕事をしない、ということではない」と打ち明けていた。

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2021年1月31日のニュース