古市憲寿氏 コロナ関連法改正案 「そもそも罰則は反対」な理由

[ 2021年1月28日 10:39 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が28日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス特別措置法と感染症法の改正案について言及した。

 特措法改正案は、緊急事態宣言の前段階に当たる「まん延防止等重点措置」を創設。都道府県知事が事業者に時短などを要請し、正当な理由がなく応じない場合は命令できるとした。命令を拒んだ事業者への過料は緊急事態宣言下は50万円以下、まん延防止措置下は30万円以下と規定。立ち入り検査拒否には20万円以下としている。一方、感染症法改正案には、入院拒否者に1年以下の懲役か100万円以下の罰金を明記している。

 古市氏は「僕はそもそも罰則は反対」とし、「入院拒否に懲役ってなったらコロナにかかることがさも罪みたいになりかえない。コロナにかかって罪悪感を抱いて、中には命を落とす方も最近いらっしゃいましたけど、コロナっていうただの病気が罪みたいになっちゃうことってよくないなって思う」と言い、「あと飲食店に関する罰則は、もしかしたら与野党で合意されているかも知れませんが、これもよくないなって思っていて、これって例えば小さい飲食店は今の協力金で何とか持つかもしれないけれど大きい所って持たないからやっちゃうわけですよね。でも大きい所ってこれまで経営努力して頑張って大きくしてきたお店なわけですよ。頑張ってきたお店に対して、じゃあコロナだからっていって、ある日そこで罰を科していいのかっていうとそこは違うんじゃないかと思う」と自身の考えを述べた。

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