吉沢亮の新しい扉がバンバン開いてます!大河「青天を衝け」2・14スタート PR会見

[ 2021年1月28日 05:30 ]

主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」の会見に出席した吉沢亮
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 「麒麟がくる」の終了後、2月14日にスタートするNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)に主演する吉沢亮(26)が27日、リモートでPR会見を行った。“日本資本主義の父”と評される渋沢栄一役。「今の吉沢亮では太刀打ちできないので、自分の新しい扉がバンバン開いています」と撮影の日々を語った。

 例年はNHK局内で大々的に行われる会見も、今年は新型コロナ禍のためリモートで開催。撮影も感染防止対策を徹底した中で進行中。ようやく第1話が完成し、吉沢は「生命感にあふれていて、エネルギッシュな作品。今の時代だからこそ見てもらいたい」と画面越しからも伝わる熱量で言葉に力を込めた。

 今回が初めての大河ドラマ。屋外ロケには「なんと言ってもセットがデカすぎました。こんな所で伸び伸び芝居してもいいんだ、と」と度肝を抜かれたようだった。

 昨年7月にクランクインし、現在は栄一の青年期を熱演中。序盤は栄一の住む武蔵国と、めまぐるしく政治が動く江戸と2つの舞台をメインに物語が進む。

 この日の会見では、局内スタジオに造られた江戸城セットの様子もリモートで中継された。「江戸パートの世界をまだ知らないので、まだずっと畑を耕しています。こんなに豪華なんだ」と驚いていた。

 今作への主演が決まった当初は、栄一の人柄もほとんど知らなかったという。役作りのために勉強を進めるなか「やはりお札になる人だな。お金の尊さを誰よりも考えていると思う」としみじみ。中でも青年期の情熱的な人柄について「ここまで裏表がない人物を演じるのは初めて。新鮮だけれども最初は難しくて苦しかった」と胸の内ものぞかせた。

 尊王攘夷(じょうい)に傾倒し、幕臣となり、明治新政府の官僚へ。栄一の激動の生涯はまだ始まったばかり。「一人の人間の一生を体験できるのは大河ドラマならでは。人間としても成長できるし、役者としても成長しなければ」。俳優としての大きな挑戦に気を引き締めた。

 ▽「青天を衝け」 渋沢栄一の生涯を描く。現在の埼玉県深谷市で、栄一が農家の子供として育つところから物語がスタート。やがて江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜(草なぎ剛)と出会うことで運命が大きく変わる。栄一と慶喜の2つの物語を軸にしながら、幕末から明治の激動の時代を描く。脚本は連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香氏。新型コロナの影響で全話数や最終回放送日は未定。フランスのシーンでは俳優は現地入りせず、日本で撮影した映像と現地の映像を合成する。

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