ナイツ塙 コロナ禍の漫才に慣れすぎて…ネタ飛ぶピンチに「なんか視線が怖くなっちゃって」

[ 2021年1月25日 14:39 ]

ナイツ・塙宣之
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 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(42)が25日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)に生出演し、昨今の漫才事情について思いを明かした。

 「昨日、山形での営業でさ、漫才のネタが飛んじゃってさ」と塙。出演したイベントは「爆笑!!お笑いフェスin山形」で、他にサンドウィッチマン、ニッチェ、トム・ブラウン、東京ホテイソン、ハナコなど、多彩な顔ぶれで、2回公演を実施。塙は「こんなの滅多にないのよ俺。もう何百回もやっているネタだから、基本的にネタ飛ぶことはないんだけど、忘れちゃって」と明かした。

 漫才のオチや、全体の流れはグダグダになりながらも、相方の土屋伸之(42)となんとかやり切ったが、舞台袖に戻ると次の出番で控えていたサンドイッチマンから、「ネタを飛ばすなんて珍しいね。どうしたの?」と心配されるほどだったという。

 「自己分析したんだけどさ。久しぶりにお客さんがめちゃくちゃ入ってたのよ。1000人ほど入れる客席の8割5分ぐらい埋まってたわけ」と塙。このところ、東京の会場で漫才をやると、お客さんはキャパの1割弱や、最も少ない時は10人以下という状況が続いていたので、久々に大勢の前での漫才に戸惑ったという。

 「なんか視線が怖くなっちゃって。1000個ぐらいの目がこちらを見ているのに、久々に上がっちゃったんだよね。芸人が初めてテレビ出たみたいな感じになっちゃった。圧倒されちゃって」。

 今後、世の中が徐々に戻ってきたときに備えて、大勢の前で漫才をやるトレーニングが必要としつつ、「お客さんが少ないほうが好きだからさ。少なくてゆっくりやるのが良いの」と塙。「何んとなくお客さんを見ながらイジったりして、徐々にやっていくのが良いの。その感覚がコロナ禍での漫才で身についていて」と明かし、「昨日は持ち時間が10分だったのに16分もやっちゃって。その(時間)感覚も麻痺して。2回目は11分ぐらいにしてくれってなったから、テンポも速すぎてテンパっちゃったな。緊張しましたね」と打ち明けていた。

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