舘ひろし 心残り吐露「裕次郎さん、渡さんの映画ができなかった」、石原プロ解散に初言及

[ 2021年1月12日 05:30 ]

映画の完成報告に出席した舘
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 俳優の舘ひろし(70)が11日、都内で映画「ヤクザと家族 The Family」(監督藤井道人、29日公開)の完成報告イベントに出席した。舘は、石原プロモーションが今月16日で解散になることについて初めて言及。「これは(石原)裕次郎さん、渡(哲也)さんの遺志でもあると思うから、我々できっちりと会社を閉めなければならない」と決意をにじませた。

 16日は本人は立ち会う予定はないが、解散に際して作った石原プロの看板を渡さんの墓前に持っていき、その後、裕次郎さん邸で石原まき子夫人に返納するという。

 79年「西部警察」パート1出演をきっかけに入社して40年余り。「応援してくださったファンの皆さんには、本当に感謝しかない」としみじみ語った。ただ「裕次郎さん、渡さんの夢であった映画ができなかったことが心残り」と無念さもにじませた。「その夢の灯(ともしび)を持ち続けていたい。石原プロが考えるような気負った映画ではなく、大きくなくてもその夢が少しでも実現できる体制ができればと思っている」と今後を見据えた。

 ≪綾野と相思相愛≫「ヤクザと家族」は、親子の契りを交わした舘と主演の綾野剛(38)の20余年にわたる絆を描く壮大な叙事詩。映画を一言で表すことになり、「愛」と示した舘は「タイトルやテーマはリスキーですが、愛がいっぱいあふれています。下ネタ抜きの愛です」と冗談めかした。綾野も同じ「愛」とする相思相愛ぶり。

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2021年1月12日のニュース