岩田健太郎教授 菅首相の会見に「人の心を動かすようなスピーチではなかった」

[ 2021年1月8日 10:24 ]

フジテレビ社屋
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 神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授が8日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)にリモート出演。東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令した菅義偉首相の記者会見について言及した。

 会見で首相は「1カ月後には必ず事態を改善させる」と決意を示し、飲食店の時短、テレワーク推進による出勤者数の7割削減、午後8時以降の外出自粛、イベント人数制限の4点をパッケージとして、対策を行うと言明。「何としても感染拡大を食い止め減少傾向に転じさせる。私自身も全力を尽くす」とも述べた。

 岩田氏は「ウイルスに昼夜は関係ない。夜だけを抑えるというやり方で人の動きが止まるのかっていうと、そこはメッセージに出し方が重要になってくるが、昨晩の首相の会見を見ていましたが、それほど強いメッセージは出せなかった。ドイツのメルケル首相のような人の心を動かすようなスピーチではなかった。関東の方がどれだけ応じてくれるか懸念を持ちます」と自身の見解を述べた。

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